僕がプロデューサーになって楽曲を作り、それをもとに寄付を募ってラジオを買って養護施設に届ける! そんな壮大な計画も第4回。
早くも作曲に行き詰まっています(涙)。実はワタクシ、ギター弾けないんですよ。コードを少し押さえられるくらいで、かつて挫折してそのまま…。曲だけでもプロのアーティストさんに頼めないかなぁ(チャリティで)。
さっそく仲のいいヴァイナルレコーズのプロモーターの石井優さん(藤沢市出身)に相談すると「いい企画だと思いますが、そもそも著作権とかは大丈夫ですか」とのこと。著作権? チャリティでも関係あるの?
で、「よくわかる音楽著作権ビジネス―基礎編」(リットーミュージック/3045円)という本を買ってきました。ぶ、分厚い…。わかりやすいのですが三十路も三十路、頭からダダモレ状態です(涙)。
思い余って最後のページにあったメールアドレスにメールしたところ、ナント、会っていただけることに!
音楽著作権ビジネスはもちろん、知的財産権の専門家、安藤和宏さんです。東京・新富町の事務所へ。新富町…初めて降りました。安藤さん、まったくわかっていない僕に丁寧に2時間あまり説明してくれました。
ものすごくざっくりですが要約すると、プロのアーティストに依頼した場合、レコード会社、プロダクション、JASRAC、3者が絡んできます。レコード会社や所属事務所とはこの楽曲に関する契約を結ぶ必要があり、口約束でもいいけど書面を交わした方がいいだろうとのこと。JASRACに作品の著作権を管理してもらう場合は、いろいろ手続が必要みたい。
契約書…なんだか難しそう。1年後、本当に楽曲はできるのか。またも高い壁です~!
(横浜ウォーカー2011年10号に掲載)