アール・デコのガラスと陶磁器が揃う「ラリックとアール・デコ」が秋田県仙北市で開催中

東京ウォーカー(全国版)

秋田県仙北市の大村美術館で3月31日(火)まで、「ラリックとアール・デコ − ガラス・ポショワール・陶磁器 −」が開催されている。

ジョルジュ・バルビエ作:ガゼット・デュ・ボン・トン誌「魔力」1922写真は主催者提供


シンプルで機能的ながらも、装飾性を兼ね備えたデザインが流行したアール・デコの時代。そんな時代に活躍したルネ・ラリックのガラス作品を中心に、娘スザンヌの絵付けしたテーブルウエア、鮮やかな色彩のファッション版画(ポショワール)、エドゥアール・サンドのデザインしたユニークな動物たちのテーブルウエアなどを紹介・展示する。

【写真】ルネ・ラリック作:大皿「シレーヌ」1920写真は主催者提供


担当者は「今展の特徴のひとつとして、ルネ・ラリックの娘であるスザンヌ・ラリックが絵付けデザインしたリモージュの陶磁器を、父のガラス作品と共に紹介しています。スザンヌは、父ルネのガラスデザインの相談相手としてアイディアを提供する傍ら、リモージュの窯元であるアビランド社で食器の絵付けデザイナーとしても活動していました。シンプルなラインと幼少期から培った水彩画の優しい色合いが、現代の生活空間の中でもマッチする女性的なデザインとして人気があります。約100年ほど前のデザインでありながらも、今でも新鮮なイメージをもたらすラリックのガラス作品と陶磁器を、当時のファッション版画とともにお楽しみください」と魅力を話す。

約100年前のおしゃれで可愛らしいアイテムが揃う「ラリックとアール・デコ − ガラス・ポショワール・陶磁器 −」。会期も残り少なくなってきたので、まだ訪れていない人は早めに訪れて。

ウォーカープラス編集部

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