麻布十番に1号店!日本初の超新鮮“ねりたてアイス”の衝撃

東京ウォーカー

有名パティシエがまかないで食べていたという“ねりたてアイス”の店舗が麻布十番にオープン。通常のアイスクリームと異なり、“練ったばかりの新鮮アイス”が登場すると聞き、さっそく記者がオープン前に試食してみた。

5月28日(土)にオープンするのは「リタティーノ 麻布十番店」。ねりたてアイスとテイクアウトパフェの提供がメインの新店舗だ。

日本初の「ねりたてアイス」とは、アイスクリーマーで練り上げたばかりのアイスをフリーザーで凍らせずに提供する、いわば“新鮮なアイスクリーム”のこと。通常のアイスクリームが-20℃であるのに比べ、-6℃のねりたてアイスは滑らかな食感で、凍らせていないので、素材の風味が一段と際立っているのが特徴だ。

「これまで私たちが“まかない”として食べていた新鮮なアイスを商品にできないかと思い、今回ようやく実現にいたりました」と感慨深げに語るのは、同店のプロデューサーで、神戸の有名パティシエ・佐野靖夫さん。東京や神戸で約40年以上活躍してきた熟練パティシエによるアイスクリームらしく、その素材選びには知恵と計算が凝縮。北海道産の全脂濃縮乳や高純度の砂糖、生のフルーツ果汁やピューレを使用し、それらが佐野さん監修のもと、バランスよく配合されている。

カップは2サイズあり。2種類のフレーバーが選べる「スマイルサイズ(150g)」は420円~、3種類のフレーバーが選べる「ハッピーサイズ(225g)」は580円~。ねりたてアイスは時間を置くと食感が変わるために作り置きが難しく、30種以上そろうフレーバーのうち、常時4種類が入れ替わりで店頭に並ぶ。

さっそく実食してみた記者もその舌触りに驚き。従来のアイスと比べて、ふわりと軽い食感ながら、広がる風味は濃厚で、超ミルキーなのだ。もちろん食感だけでなく、手作りのラムレーズンやショコラなど、それぞれのフレーバーがミルクの中でしっかり強みを主張し、素材に対する作り手の思いやりが感じられた。ちなみに、6つのフレーバーを試した記者のオススメは、茶葉の深みが甘みに負けず際立っていた「宇治抹茶」だ。

「アイスのフレーバーは無限。これからも季節に合わせて新しい味に挑戦していきたい」と意欲的に語る佐野さん。「灘の酒かす」や「フレッシュバジル」といった変り種フレーバーもあり、今後も意外な新味の登場が期待できそうだ。節電志向で身近な“涼”が注目される今夏、新感覚の“ねりたてアイス”がブームになるかも?【東京ウォーカー】

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