銀座エリア最大級の複合施設「GINZA SIX」では、2020年10月下旬(予定)までの期間、施設中央に位置する吹き抜け空間において、吉岡徳仁によるインスタレーション「Prismatic Cloud」を展示する。
GINZA SIXの象徴ともいえる中央吹き抜け空間では、これまで草間彌生、ダニエル・ビュレン、ニコラ・ビュフ、塩田千春、クラウス・ハーパニエミなど、世界で活躍するアーティストの作品を展示してきた。今回は世界的な日本人デザイナー、吉岡徳仁氏のインスタレーション「Prismatic Cloud」が登場する。吉岡氏の代表作には、オルセー美術館に常設展示されているガラスのベンチ「Water Block」などがあり、東京2020オリンピック・パラリンピックでは聖火リレートーチのデザインを手掛ける注目のアーティストだ。
今回展示される「Prismatic Cloud」は、形のない”光”を表現した作品。自然の原理にインスピレーションを受けた全長10メートルの光の彫刻は、およそ1万本のプリズムロッドを積層させることで、光を透過する透明のレイヤーを無数に創り出し、約400平米の中央吹き抜け空間にまるで雲の光が現れたような仕上がりになっている。鑑賞する位置や目線の高さによって、見え方がそれぞれ変化するところも魅力だ。
ウォーカープラス編集部