カルピスを使った料理が毎月7日に提供されることで話題となった、カルピスの社員食堂。カルピスメニューはすぐ売り切れるなど、同社には“カルピスラブ”な社員が多いというが、今度は社員がカルピスを使った調理法を公開したレシピ本が登場。“甘~いオムレツ”や“まろやか豚キムチ”など多彩なメニューが並ぶ、興味深い内容となっている。
これは池田書店から6月9日(木)ごろより発売となる「カルピス社員のとっておきレシピ」(税込809円)。社内公募により、新入社員から人事部長まで総勢44人から集まった59のレシピに、社員食堂ベスト10のメニューの10品を加えた、69品のレシピ本だ。
たとえば「特製タルタルチキン南蛮」というレシピは、同社発酵応用研究所の青柳さんによる提案。本にはおいしそうな料理写真と共に、青柳さんの“カルピス歴”と似顔絵も掲載され、「マヨネーズのこってり感をさわやか味にしてくれます」と力のこもったコメントが紹介されている。
「社内で公募をしたら、多くのレシピが集まりました」とは同社広報担当の宮本さん。「集まったレシピから“優秀作”を編集の方が選んでいるので、弊社の自己満足ではなく、キチンとおいしいレシピが並んでいます(笑)」という。
確かにキウイの酸味を和らげてくれるドリンクや、青じそドレッシングにカルピスを混ぜて作るさっぱりパスタ、サツマイモにカルピスを加えて煮込むだけの「さつまいものさわやか煮」など、ドリンクからガッツリ系、デザートに至るまで、多岐にわたるレシピが公開されている。カルピスの特性を生かした“さわやか風”料理が並び、いずれもカンタンに作れるものばかりなので、この夏“ちょっと試してみる”には最適かもしれない。
「工場の品質管理担当から第一線の営業マン、さらに広告部のメンバーまで、多岐に渡って参加しているのも特徴です。カルピスとマヨネーズを1:3の割合で混ぜるだけでできる、野菜のディップ用ソースなど、弊社では“メジャー”なレシピも掲載していますので、ぜひ試してみてください」(宮本さん)。
ちなみに、同社のWEBサイト(http://calpis.jp/mycalpis/staff/index.html)では「社員のマイカルピス」と題して、同様のレシピを公開しているので、参考にしてみては? ブレイクした社員食堂に続いてレシピ本もヒットを飛ばした「体脂肪計タニタの社員食堂」に続き、「カルピス社員のレシピ」が旋風を巻き起こすのか。新宿紀伊国屋など一部の店舗では先行発売中というこのレシピ本の今後に注目したい。【東京ウォーカー】