川沿いに見どころが点在!京都・宇治周辺の桜スポット3選

関西ウォーカー

京都の南に位置し、日本茶の名産地としてもその名を知られる宇治。宇治橋の上流や鳳凰堂を有する平等院をはじめ、宇治川沿いや植物公園で花見を楽しめる。<※情報は関西ウォーカー(2020年6号)より>

鳳凰堂と桜の春景色が鏡のように池に映り込む「平等院」


平安時代に藤原頼通によって創建された寺院。建造物や仏像が藤原一族の栄華を今に伝え、世界遺産にも登録されている。10円硬貨の図柄でおなじみの鳳凰堂の修理が14(平成26)年に落成し、平安時代に最も近い姿で甦った。

鳳凰堂前の庭園から見る桜。シダレザクラと共にその美しい姿を水面に映す/平等院


池の中島にあり、極楽の宝池に浮かぶ宮殿のような鳳凰堂。左右にもソメイヨシノが。

【写真を見る】桜越しの鳳凰堂も見事。極楽浄土をイメージして造られたという庭に立つ鳳凰堂と桜が水面に揺れる/平等院


■桜DATA/期間:見ごろ3月下旬~4月上旬 本数:約20本

■平等院<住所:京都府宇治市宇治蓮華116 電話:0774-21-2861 時間:庭園8:30~17:30(最終受付17:15)、鳳翔館9:00~17:00(最終受付16:45) 休み:なし 料金:600円、鳳凰堂内別途300円 アクセス:JR宇治駅より徒歩10分>

川の一帯に桜並木が広がる趣ある宇治の春の風景「宇治橋上流」


宇治川にかかる日本最古の橋の上流エリアは、両岸にソメイヨシノやボタンザクラ、シダレザクラなど約2000本の桜が並ぶ人気のお花見スポット。4月の「宇治川さくらまつり」にはお茶席や名物品販売の市が登場する。

せせらぎを聞きつつ散歩をしたり、川沿いに座ったりして桜を観賞できる。周辺の寺社にも立ち寄って/宇治橋上流


■桜DATA/期間:見ごろ3月下旬~4月上旬 本数:約2000本

■宇治橋上流<住所:京都府宇治市宇治塔川 電話:0774-23-3334(宇治市観光協会) 時間:自由 休み:なし 料金:無料 アクセス:京阪宇治駅より徒歩5分、JR宇治駅より徒歩15分>

堂々と垂れる枝が美しいシダレザクラの古木「宇治市植物公園」


早咲きの河津桜から4月下旬に見ごろを迎える八重桜、円山公園の「祇園の枝垂れ桜」にゆかりがあるシダレザクラまで、約40品種の桜があり、2か月以上も花見が楽しめる。3月末には、ライトアップしたシダレザクラを無料公開。

園内で最も大きいシダレザクラで、推定樹齢は70年。咲き誇る花を優美に垂らす見事な枝ぶりに感動/宇治市植物公園


■桜DATA/期間:見ごろ3月下旬~4月下旬 本数:約190本

■宇治市植物公園<住所:京都府宇治市広野町八軒屋谷25-1 電話:0774-39-9387 時間:9:00~17:00(最終受付16:00) 休み:月曜(祝日の場合翌日) 料金:600円 アクセス:京阪宇治駅より京都京阪バス240・240A・250A系統約15分、植物公園からすぐ>

関西ウォーカー編集部

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