岡山県新見市の新見美術館で、4月5日(日)まで「開館30周年特別企画 すべてみせます 鉄斎コレクション大公開!」が開催されている。
2020年11月に開館30周年を迎える新見美術館。コレクションの中心となっているのが富岡鉄斎作品で、現在その数は関連作品を含めて77点を所蔵。鉄斎は、幕末・明治・大正の三代を生きたわが国最後の文人画家で、近代日本美術史上傑出した存在。彼の教養に裏付けられた作品には、天真爛漫で豊かな知性と感性を見ることができる。本展では開館30年を記念して、コレクションしている鉄斎作品及び関連作品の全てを紹介し、一堂に観覧できる貴重な機会となっている。
担当者は「当館所蔵の鉄斎作品と関連作品全てを初めて一堂に紹介します。『わしは絵描きではない、儒者だ』と生涯文人としての立場を貫いた鉄斎。鉄斎にとって学問こそが生涯の究極の目的だったのでしょう。中四国最大級ともいえる鉄斎コレクションで、その画業に迫ります」と話す。
強い意志を貫いた鉄斎が残した多くの作品を楽しめるので、この貴重な機会にぜひ家族で訪れて。
ウォーカープラス編集部