オタク系アイドル、お菓子系アイドルなどに加え、韓流アイドルも続々と上陸し、“国民総アイドル時代”とはいかないまでも、目まぐるしいスピードでアイドルが誕生している昨今。そんななか、“自宅で歌う”投稿動画で、驚異の再生回数600万回を記録した“非リア充アイドル”がデビューする。
6月26日(日)に「おかえり O-Ka-E-Ri ~welcome home~」と「まちがえた Ma-Chi-Ga-E-Ta ~mistake~」の2曲で全世界同時デビューするのは「rinaachang」(りなちゃん)。普段は、都内の某IT企業に勤めるリアルなOLシンガーだ。
彼女のデビューのきっかけになったのは、YouTubeだった。漠然と歌手になる夢を追っていた女子大生・里奈(rinaachang)が、YouTubeで行われていた動画投稿キャンペーンに自身の歌声を投稿。“自宅で歌う”という生活感ありありのスタイル、キュートなルックス、そしてどこか切なさを秘めた歌声がたちまちのうちに人気を呼び、総再生回数は約600万回を記録した。そんな彼女の勢いに着目した芸能事務所がデビューを依頼。ところがrinaachangは普通のOLのため、「基本自宅以外での歌手活動はしない」ことを条件にデビューが決まった。
デビューを控えた6月23日にも、rinaachangは「重大発表」なる動画を投稿。「今日はすっごく大事なお知らせがあって、この動画を投稿しています…」と、今回のデビューを発表するかと思ったら、「はじめちゃいました、ツイッターです!」とtwitterのアカウントを紹介。少し拍子抜けしてしまったが、その後は「6月26日に重大発表があります!」と話し、今回のデビューをにおわせた発言を残している。
大切な人を自宅で待つ気持ちを歌った「おかえり O-Ka-E-Ri ~welcome home~」と、情けなくて、ちょっと切ない恋愛ソング「まちがえた Ma-chi-Ga-E-Ta ~mistake~」の2曲は、iTunes、レコチョク、music.jp、ドワンゴなど、各種配信サイトで6月26日から配信スタート。リリース当日には、「宅祭り(2011夏)『今夜もおかえり』」が開催され、rinaachangによる生番組がUstreamで放送されるほか、YouTube、Facebookなどのソーシャルメディア上で「100本PV」がリアルタイム配信される。
冷蔵庫やテレビの前でゆる~く歌う、親近感MAXの“宅うたシンガー”rinaachangが、アイドル戦国時代の勢力図を変えるかも?【東京ウォーカー】