広島ホームテレビ(HOME)が『西部警察』以来、約30年ぶりに製作協力し話題となっている作品の正式タイトルが決定した。10月22日(土)より、広島バルト11、ティ・ジョイ東広島にて先行公開される『サルベージ・マイス』だ。
本作は、アクション映画初挑戦の谷村美月が演じる、正義の怪盗“マイス”が、高価な美術品ばかりを狙う窃盗グループと戦う痛快世直しエンターテインメント。広島オールロケを敢行し、原爆ドームや広島市現代美術館、広島城など県内16カ所で撮影が行われた。
特に注目したいのは、広島電鉄の路面電車をジャックして撮影されたアクションシーン。自警団のリーダー・美緒を演じる長野じゅりあが、空手歴10年の実力を存分に発揮。田﨑竜太監督もその迫力に興奮し、「カット」の声が裏返ってしまったほどだという。
「アクション映画っていうくくりでもあるんですけど、何か、人の持っている部分っていうものが映画を通して伝わればいいなと思います。普段、あまり観ないような、斬新な作品になっていると期待していますので、秋まで待っていてください」と話すのは、主演の谷村美月。同じく主演を務める長野じゅりあは「アクションを凄いって思ってくれたら嬉しいです」と語った。
撮影中は、サポーターを全身に巻きつけたり、冷却スプレー等を常備していたものの、撮影現場に救急車が駆け付けることもあったという。広島を縦横無尽に走り回る、2人のヒロインの体当たりの演技に注目だ。
タイトル決定に合わせて、ポスタービジュアルも解禁。マスクを装着し、赤いカードを手に持つ謎の美女、そして“正義、盗らせていただきます。”という予告状テイストのキャッチコピーで、ミステリアスな仕上がりになっている。
まだまだ隠された部分が多い『サルベージ・マイス』。公開されるまで、その動きから目が離せない!【東京ウォーカー】