7月12日(火)、次世代ライブハウス『ニコファーレ』の完成披露発表会が、東京・六本木ヴェルファーレ跡地にて開催! 全ての壁面と天井をLEDモニター化した、かつてない“箱”の内部が公開された。
『ニコファーレ』は、7月18日(月・祝)にオープンするニコニコ動画の新施設。ここは、観客を入れたライブを中心に、発表会や展示会などのイベントをネット生中継するための次世代ライブハウスだ。
同施設がスゴイのは、なんと、壁面4面&天井がLEDモニター化されていること! 箱の内部全体を、“海”や“草原”“宇宙空間”などに演出することが可能で、来場者は会場に足を踏み入れた瞬間から、別世界にトリップできるのだ。また、ライブでもユニークな映像演出ができるのがポイント。バーチャルのキャラクターが生ライブを開催したり、ニコ動の特徴である“コメント”を、来場者を360度囲むように表示したりと、今までのライブハウスにはない楽しさを詰め込める、新しいエンタテインメント空間となっているのだ。
同日は、実際に演出体験ツアーが行われたが、記者はまず、「政治討論番組デモ」に感動! フロントの壁面には、『朝まで生テレビ』(テレビ朝日系列)で有名な司会者・田原総一朗さんが映し出され、サイドにはパネリストとして、石破茂氏や福島瑞穂氏などが登場。彼らはリアルにその場にこそいなかったが、政治問題を熱く交わしていたのだ。その様子はまるで、人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に出てくる秘密組織“ゼーレ”のようで、かなり未来的な感覚。ドワンゴ取締役の夏野剛氏が『ニコファーレ』を、「バーチャルとリアルの融合だ」と表現した通り、まさに次世代の到来を実感させるスペースとなっていた。
発表会では他にも、ステージ上にいる夏野氏が、“AR(拡張現実)で飛び出してきた恐竜を、光を放つ剣で倒す”という「バーチャルゲーム大会デモ」や、『VOCALOID』のアニメキャラクター・GUMIによるライブなどが披露され、全てのデモンストレーションの真新しさに、記者の心はドキドキ! 音響・映像の一体感を、体全体で感じることができ、「ここで好きなアーティストの本格的なライブパフォーマンスを見れば大興奮するだろうな」と確信した。
ちなみに『ニコファーレ』の収容人数は、スタンディングで280~380人、着席で128~160人。ホールは、六本木ヴェルファーレよりは小さくなっているものの、ロッカールームやドリンクカウンターも完備している。実際の目でライブを確かめたいという人はもちろん、生放送を楽しむネットユーザーも大満足できること間違いナシ! なので、非日常的な時間を味わいたいという人は、ぜひ生放送orリアルライブを楽しんで。【東京ウォーカー】