花火の「審査基準」では良い花火の見方をご紹介したが、では逆にあまり良くない花火とは?
花火は文字通り花のように見えるのは、花火玉のなかの「星」と呼ばれる火薬が燃えて広がるから(花火の構造参照)なのだけど、その星が一部、うまく点火せずに黒く抜けてしまうことを「抜け星」という。
また、真円に広がらなければならない星の軌跡がふらついているものも、「星が泳ぐ」といわれNGとされる。
こういう細かなこだわり、審美眼があればこそ、日本の花火は世界最高峰といわれるまでに技術を高めてることができたのだ。
なお、もともと星が不規則な揺れを描くように作られている花火もある。こういう場合は「遊泳星」と呼ばれて区別されるのでご注意を。