お国違えば花火も違う! 海外の花火事情

東京ウォーカー(全国版)

日本の花火は技術の高さで知られるが、では海外の花火大会はどういうものなのか?

海外での打ち上げ実績が多く、世界最大級の花火競技会と言われるカナダ・モントリオール国際花火競技会で最優秀作品賞の受賞歴もある丸玉屋、小勝敏克社長にお話を聞いた。

「花火の歴史自体はヨーロッパの方が古いんです。16世紀ころには打ち上げられていた。ただし、花火の構造が日本とは違うんですね。日本は丸い花火玉を打ち上げますが、ヨーロッパは筒型のシリンダータイプ。貴族が城の中で打ち上げたので、高度が低い。お城のライトアップの意味合いもあったのだと思います。また、日本の納涼花火の概念はヨーロッパにはありませんが、やはりサマーバケーション中のお祭りで打ち上げることが多いですね。鎮魂の意味合いは海外にもあります。あと面白いのは、"音"に対する感覚。日本では花火が爆発する音だけを楽しむということはありませんが、特にイタリアやスペインでは大きな音がしないとブーイングが来る。轟音だけを競うコンテストもあるんですよ」とのこと。

国が違うとこんなにも花火が違うとはおどろき!機会があれば海外の花火も楽しんでみてはいかがだろうか。

注目情報