花火師は発明家!? 発煙ゴルフボールも実は…
東京ウォーカー(全国版)
毎年、新作花火を見るたびに、『よくぞ火薬の燃焼でここまでさまざまな花を咲かせるものだ!』と驚かされる。一流の花火師とは、発想やアイデアに溢れているものなのだろう。
その好例が、クリスマスパーティーなどに用いるクラッカーを発明したホソヤエンタープライズの二代目 故・細谷政夫氏。実はもうひとつ、いまでもよく目にするものを発明している。
それが「発煙ゴルフボール」。
ゴルフトーナメントの大会やコンペのオープニングで、カラフルな煙を出しながら飛んで行くあのボールだ。
昭和30(1955)年ごろ、花火工場の近くに立川国際カントリークラブがオープンしたのをきっかけに、紺碧の空にボールが飛んで行くのを目で追っていてパッとひらめいたのだとか。
しかし、打った瞬間に割れてしまったり、落ちた後に草に引火してしまうという心配もあり、開発にはさまざまな試行錯誤があったという。
クラッカーもゴルフも、一見花火とは繋がりのない海外由来の文化ではあるが、日本伝統の花火技術を応用して生み出されたアイテムであり、今ではクリスマスパーティー、ゴルフコンペには欠かせないものになっている。
細谷政夫氏のひらめきと才能には感嘆するばかり。
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