毎年、フランスのル・マン近郊にあるサルト・サーキットで開催される世界3大レースの1つ「ル・マン24時間レース」。レース好きの間で注目のこのレースから、ファン垂ぜんのオークション出品が決定した。
出品物の目玉は、6月11、12日に開催された第79回大会のスタート旗で、過去8回総合優勝しているトム・クリステン(デンマーク)や、今年、唯一の日本人出場選手となった中野信治らドライバー168人の直筆サインが書かれている。ほかにも、79回大会で優勝したアウディ「R18 TDI」ドライバー3名のうち、日本のレース「SUPER GT」で活躍するアンドレ・ロッテラー(ドイツ)、ブノワ・トレルイエ(フランス)のサイン入り色紙、大会の公式プログラム、スタート旗を立てる三脚スタンド、収納する際のケース、スタート旗を室内で展示する際に使用するアクリル額の6点セットだ。
この企画は、「ル・マン24時間レース」を主催する「ACO(フランス西部自動車クラブ)」が東日本大震災に見舞われた日本のために協力したいという気持ちから生まれたもの。日本のモータースポーツに貢献するJAF(一般社団法人日本自動車連盟)がACOから寄贈され、「Yahoo!」が開催している「東日本大震災チャリティーオークション」に出品することになった。オークションの売上金は、東日本大震災で被災された人々への義援金として、日本赤十字社を通じて全額寄付される。
オークションの開催期間は、8月22日(月)の11時から8月28日(日)の23時まで(出品状況により多少変動する場合あり)の1週間。フランスから寄せられたチャリティーの品、168人のドライバーの思いを被災地復興へつなげよう。【東京ウォーカー】