1974年に誕生し、今年で37年目を迎える「ハローキティ」。生み出されてきたキャラクターグッズは年間5万種類以上で、今では世界109ヶ国で愛されているという。そんな中、東京の松屋銀座では、期間限定の「ハローキティアート展」を開催。“ご当地キティ”約1000個を、本物の標本箱480個にピン止めしたものなど、「現代アート作品」としての斬新なハローキティが初公開される。
8月24日(水)から9月5日(月)までの期間、松屋銀座8階大催場にて開催される「ハローキティアート展」。これは、ハローキティデザイナーの山口裕子さんに焦点を当てつつ、自由な発想で創作された「現代アート作品」としてのハローキティの展覧会だ。キティ37年の歴史や、その文化的・社会的価値を分析し、斬新な形で展示を行う予定で、“博物館ゾーン”では約200点以上の作品が並ぶという。
山口裕子さんが何日も徹夜して描いたという大きな絵画作品やオブジェ作品など、見どころは多いのだが、その中でも注目度抜群なのが、同展のアートディレクションを手掛けた佐藤卓さん作の超ビッグな標本! 本物の標本箱480個にピン止めしたという、約1000個の“ご当地キティ”は衝撃度満点なのだ。
同展の広報担当者は、「いつもの可愛いキティちゃんだけではなく、ハローキティを一つのアート作品としてとらえ、“100年後には、キティは日本のカワイイ文化の代表として、歴史ある博物館に展示されているはず”という発想のもと、ヨーロッパの古びた博物館をイメージした会場作りをしています」とアピール。上述の標本も、そんなイメージの一部なのだそうだ。
ちなみに、“グッズ販売ゾーン”では同展限定のオリジナルグッズも多数出品されるとか。「キティグッズは女の子なら1つは持っているものだと思いますので、当展は親子三代に渡って、幅広い層に楽しんでいただけると思いますし、“懐かしい気分”に浸っていただければと思います」と同広報。ハローキティの過去・現在・未来を是非楽しんでみては?【東京ウォーカー】