江戸時代中期に始まった両国開き花火大会を継承する、関東随一の伝統的な花火大会として知られる「隅田川花火大会」。その34回目となる大会が今年も8月27日に開催され、隅田川流域には大勢の見物客が殺到! 3月11日に発生した東日本大震災の影響から、軒並み中止となる大会が続出するなか、本大会は東日本大震災の犠牲者への慰霊と、一日も早い復興に願いを込め、被災地に向けて元気を届けることを目的に開催。例年以上の盛り上がりを見せる盛大な花火大会となった。
ちなみに隅田川といえば、現在、その支流・北十間川の近辺にスカイツリーが建設中であることでも有名だ。人混みのなかで「あの展望台から花火が見物できたら、きっと格別だろうなあ」などと皆さんも思っていることだろう。そんななか、展望台から見る隅田川花火大会の写真を独占入手することができた。
まず何より素晴らしいのが花火を見る自分自身の視線の高さだ。普通、花火といえば見上げるもので、2時間近くも見上げていると首が痛くなってしまうものだが、スカイツリー展望台からだと、普段通りの目線の高さで花火を楽しむことができる。そして、低い位置で炸裂する花火は見降ろす形で鑑賞することができるのだ。きっと誰もがこれまで味わったことのない興奮と感動を堪能することができることだろう。
被災地に向けて、元気を届けるために用意された特製花火や、色鮮やかなスターマイン、趣向を凝らした花火コンクールなど、今年も見どころ満載となった「隅田川花火大会」。来年は河川敷や屋形船から見る光景とはひと味もふた味も違うスカイツリーからの花火鑑賞に、多くの見物客が集中することは間違いないだろう。【東京ウォーカー】