大阪商工会議所と大阪市が共催し、公益財団法人山本能楽堂が主宰している「初心者のための上方伝統芸能ナイト」が10/15（土）に第100回を迎える。これを記念し、99回＜10/1（土）開催＞から104回＜12/31（土）開催＞までの6公演を「100回記念公演シリーズ」と位置づけ、大阪・谷町四丁目の山本能楽堂で特別企画が開催される。
「初心者のための上方伝統芸能ナイト」は、ジャンルの異なる4種類の伝統芸能（能、狂言、文楽、上方舞、講談、落語、浪曲、お座敷遊びなど）の見どころを落語家の司会と出演者の解説付きで各15分ずつ上演するという、なじみのない人でも気楽に楽しめる上方伝統芸能のダイジェスト版。これまでの公演数は96回、参加者はのべ9189人に上り、大阪の文化・芸能を気軽に楽しめる新たな夜型エンターテイメントとして幅広い世代・国籍の人たちから好評を博している。
100回記念公演シリーズは、「東北」にちなんだ演目を揃え、東日本大震災の被災者30名を招待する第99回を皮切りに、桂南光を特別ゲストに迎え、お祝いの演目を上演する第100回、全演目を英語で上演する第101回、「大阪の音」に着目した演目を集めた第102回、落語・講談の芸風における東西の違いを味わう第103回、大晦日の年越しを楽しむ第104回など、1回毎に異なるテーマを設け、普段とは違う趣向を凝らした内容になっている。
伝統芸能の世界を、いいとこどりで気軽に楽しめるこのイベント。「敷居が高い」と未体験だったアナタも、スペシャル企画のこの機会にぜひ足を運んでみては！？