昨年4月、お菓子メーカー「ロッテ」が展開する日本初のホテル「ロッテシティホテル錦糸町」(墨田区錦糸町)に、「コアラのマーチ」一色の“コアラのマーチルーム”が登場し話題に。今夏は、東京プリンスホテル(港区芝公園)が、コミック「ガラスの仮面」のキャラクター・速水真澄をモチーフにした“紫のバラの人ルーム”を発表し、これも大反響を呼んだ。そんななか、9月13日(火)からは、鳥取県の米子に“ゲゲゲの鬼太郎ルーム”が誕生! コンセプトルームのブームに乗って、また楽しい部屋が登場する。
鳥取県出身の漫画家・水木しげる氏の作品「ゲゲゲの鬼太郎」にちなんだ「水木しげるロード」や「米子鬼太郎空港」など、米子は鬼太郎ファンの聖地。そんな同所に、10月14日(金)、ユニークな「ゲゲゲの鬼太郎」コンセプトルームがオープン、9月13日(火)から予約を開始するという。
新しく登場するのは、米子市・皆生温泉にある宿泊施設「かいけ彩朝楽」の2つの部屋。“鬼太郎先生の授業を愉快な妖怪たちと一緒に体験”することをコンセプトにした「お化けの学校編」と、“怖いけど楽しいリアルな妖怪決戦”を表現した「妖怪たちの決戦編」(1泊2食付き 大人1人9800円※入湯税別・3歳未満無料)だ。どちらもキャラクターたちのイラストをあしらった楽しい内装となる予定だが、「かいけ彩朝楽」を運営する湯快リゾートの広報担当者は「宿泊された時の感動が薄くなってしまうので、あまり詳しくは明かせないのですが」と前置きしつつ、「『お化けの学校編』はPOPな雰囲気でどんな層の方でも楽しめます。『妖怪たちの決戦編』は、小さい子供ですと、夜中に泣いてしまうこともあるかもしれないような、ちょっと怖めの部屋で、思わず驚いてしまう仕掛けも用意されていますので、鬼太郎好きな方、アニメ好きな方におすすめです」と話してくれた。ちなみに、「コンセプトルームというのは各地で話題ですし、『かいけ彩朝楽』に今回の話を持ちかけた際は『是非』ということになったのですが、コンテンツ自体が宿泊施設の嫌う“お化け”ですので、これまでは実現が難しかったという経緯もあります」と、同広報は裏話を教えてくれた。
また、10月14日(金)からオープンするこの2つの部屋は2012年2月29日(水)までの運営となるが、3月からは一般募集したアイデアを基に、新たな“鬼太郎ルーム”が誕生する予定だ。「ねこ娘の部屋でわいわいお泊り編」と「目玉のおやじ主催! 妖怪宴会編」の2つのテーマで、9月13日(火)からHPでアイデアを募集する。
週末に大人気という“コアラのマーチルーム”や、販売開始から1週間で完売したという“紫のバラの人ルーム”に続き、“ゲゲゲの鬼太郎ルーム”はさらなる地域おこしにひと役買うか!? 注目が集まる。【東京ウォーカー】