焼肉「叙々苑」の新業態“オープングリル”とは

東京ウォーカー

あの大人気焼肉店「叙々苑」が新業態としてオープングリルを展開! …そんな情報をキャッチした肉好き記者はよだれを垂らしながら、噂の新業態を展開している「叙々苑 新宿伊勢丹前店」に向かった。

店内に入ると通常の叙々苑と同じように焼肉を提供する席がズラリと並ぶほか、なんと楽器のハープの姿が。なんでも、1日に18:00から4回生演奏するとか。バーカウンターまで揃うオトナの雰囲気に飲み込まれながら店の奥に進むと、そこにお目当てのオープングリル席が10席ほどあった。

「もともと2人で来店されるお客様が多かったので、焼肉オープングリル席のある店を作ろうとしていました。ちょうど新宿伊勢丹前店のオープンとうまく重なり、ここがオープングリル席のある第1号店となったんです」とは、同店オープングリルマネージャーの上田さん。今後は横浜などにも同業態の店を展開する予定という。

では、通常の焼肉とオープングリル席の違いとはどういう点にあるのだろうか?「肉を焼く手間が省けて、じっくりと会話ができること。それから店員が焼くので焼きすぎがなく、一番おいしいタイミングで肉を提供することができます」(上田さん)。つまり、通常の焼肉が“焼くのを楽しむ焼肉”であるのに対し、オープングリルは“会話を楽しむ焼肉”。ガツガツと肉を食らうのではなく、2時間くらいゆっくりと時間をかけておいしい肉を食べることができるのが特徴なのだ。

1種の注文につき2ピース登場する肉は、サラダ菜に肉を包み、ねぎとにんにくチップをその上にのせ、こだわりの食べ方で口にする。「鉄板焼きのように一品メインとなるものを食べるのではなく、肉を少量ずつ食べることで色んな味の違いを楽しんでほしい」と上田さん。お酒を飲み、肉に舌鼓を打ちながら食べる上品な“オトナの焼肉”がそこにはある。

しかしなんだかんだいって気になるのはお値段だろう。グリルでは5500円、7000円、1万円の3コースを用意している。肉を焼くサービスやその味などを考えれば、決して高くは感じないはず。もし大切な人と“オシャレな焼肉”を楽しみたいと思ったら、もってこい!?【東京ウォーカー/中道圭吾】

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