ヴォルフスブルク所属のサッカー日本代表キャプテン・長谷部誠選手の著書「心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣」(1365円)が、スポーツ選手の著作で初の100万部超えを達成! 9月19日(月)付のオリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門で、発売から6ヶ月の同著が、累積売上部数103.2万部を記録したことが発表された。また、今月26日(月)には、リールセ所属で日本代表のGK川島永嗣選手の初著書「準備する力 夢を実現する逆算のマネジメント」(角川書店・1365円)も出版されることが決定しており、今、サッカー選手たちの書籍が出版界を賑わせている。
今年の3月17日に発売した「心を整える。」のミリオン突破は、2008年に開始したオリコン“本”ランキングのなかでは、スポーツ選手による著書で初の快挙。さらに、今年発売の著書としても同部門初の100万部突破となっている。同著は、その内容はもちろん、東日本大震災への印税全額の寄付表明などでも話題となり、多くのメディアに露出したこともヒットの背景に。自己啓発書として、メンタルを整える実践的なエピソードが紹介され、男女共に受けているようだ。
また、インテル所属のDF長友佑都選手の「日本男児」は、現在40万部を超えるヒットに。今月26日(月)には、GK川島永嗣選手の初著書「準備する力 夢を実現する逆算のマネジメント」も出版されることが決定しており、世界で活躍するサッカー選手の出版界進出は見逃せない流れとなっている。
ちなみに、川島永嗣選手の著書について、角川書店第二編集部の亀井史夫副編集長は「本人の『自伝的な感じにはしたくない』という意向で、ビジネス書寄りの内容となっています。“目標に向かって逆算しながら努力する”という川島選手のスタイルが綴られています」と内容を説明。出版の企画は、長谷部選手の著書が出版される前からあったそうで、「長谷部選手には先を越されてしまいましたが、ミリオンヒットに追いつきたいというのはありますね」と話してくれた。ワールドカップで優勝、さらにロンドン五輪の出場権を勝ち取ったなでしこJAPANの活躍や、ベストセラーを出版する海外移籍組など、今後もサッカー選手たちの動向から目が離せない。【東京ウォーカー】