春になる前の肉が美味! いまこそ“クマ鍋”

東海ウォーカー

「いろり料理 とろろ庵 四季」(岐阜県関市)は主人も自ら猟銃を持って山に入るという、本物の猟師料理が味わえる店。野生のクマやイノシシをはじめ、シカ、山バトなどの滋味豊かな山の幸がそろう。

いま味わいたいのは熊鍋(1人前2500円)だ。丸々1頭仕入れるクマの肉を地元産の白ネギ、シイタケなどと一緒に食べる。クマ肉はくさみが強いと言われるが、それは冬眠中に体内にガスをためた春先のクマの話。冬眠前なら肉に脂分が多くとても甘い。またモモや背、腕など全身が利用でき無駄がない。里山近い山すそに生息するクマはエサが豊富なため肉もおいしいのだとか。スープは地味噌やカツオダシであっさり。5月までの限定で予約優先。

ほか、猟師料理店ならではの珍味しし肉カラ揚(1000円)、猟師取野生 山ばと丸焼(1200円)など珍味が多彩にそろう。円ちゃん棒(2本300円)は奥美濃古地鶏の挽き肉と里イモ、米を練って焼き上げた関市の名物。表面は焼餅のようにカリカリで中はふわふわとして柔らかい。

地酒やはく製が並ぶ山小屋のような店内で囲炉裏を囲んで寒さを吹き飛ばしたい。17:00〜21:00、金土日祝は11:30〜14:00、17:00〜。【東海ウォーカー】

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