MONGOL800がオープニング曲「Rise&Shine」を書き下ろしたことでも注目が集まっている、沖縄発の特撮ドラマ「ハルサーエイカー」の放送が、10月15日からスタートした。そこで、主人公のハルサー・アイ/田畑愛を演じる沖縄出身のモデル・福田萌子に独占インタビュー! 女優としての新たな挑戦や、役に対する取り組みなどについて、存分に語ってもらった。
「ハルサーエイカー」は、ハルサー(農家)一族の子孫である愛が、大地と大地の恵みを守る旅の中で、古代からよみがえった敵と戦うという特撮ドラマ。“特撮”と聞くとヒーローをイメージしがちだが、同作の主人公は勇ましくも美しいヒロインだ。福田は「“特撮もの”って男の子がカッコいい~!と思う存在。でも、ハルサー・アイは女の子の憧れの存在で、男の子にとってもかっこいいヒロイン。どちらからも共感してもらえるような役になれたらいいですね」と意気込みを見せている。
“ミス・ユニバース・ジャパン 3位”などの輝かしい経歴を持ち、これまでモデル業を中心に活躍してきた福田だが、女優への挑戦について「演技自体がほぼ初めてで、変身して、メットをかぶって演技をするというのがまた新しいチャレンジです。変身後は暑さが大変で、息苦しくてハアハア言っています(笑)」と、特撮ならではの苦労もある様子。特撮ドラマに欠かせないものと言えばアクションシーンだが、「ハルサーエイカー」ではCGの演出だけでなく、演者自身の“肉弾戦”とも言えるバトルシーンが見どころの一つ。週4回ジムに通っている福田でさえ、「アクションの稽古や撮影では普段使わない筋肉を使ったりするので、筋肉痛がすごいんです」と漏らすほど。長い手足からから繰り出されるパンチやキックは圧巻だが、撮影後には「青アザが絶えなくて…(笑)」と、戦うヒロインらしい悩みも。
麦わら帽子にジーンズ、バリバリの沖縄方言、土をいじって軽トラックを運転など、これまでの福田のイメージがとことん覆される今回の役。「愛と私の育った環境は全然違います。『やーしなっさりんどー!(お前死なすよ!)』とか、普段とは全然違う感じで怒鳴ったりしますしね(笑)。でも、全然違うキャラの私がやるからこそ面白いんだと思います。新しいことが発見できるんじゃないかと、すごくやりがいを感じますね」と目を輝かせる。また、農業をテーマにした作品のため、「プライベートで畑仕事をしてみたり、農業をしているおじいちゃんと話をさせてもらったり、土の上を裸足で歩いたりしています」と、精力的に役作りに取り組んでいる。
今作は“食”という重要なテーマを持っており、これまでのモデル活動などで食に関して非常に関心を持っていた福田は、撮影前から「“食育”と聞いて何か感じるものがありました」と、縁を感じていたんだとか。「残さず食べるとはどういうことか、食べ物について見直すきっかけになればいいなと思っています」と力をこめる。自身が栄養学を学んでいることもあり、「共演者の方が偏った食事ばかりしていると聞いて、注意したこともあります(笑)」と、現場でも“食”の伝道者(?)として活躍しているようだ。
命・環境・食をテーマに、現代社会における問題を取り上げながらも、時にはユーモラスに描かれる「ハルサーエイカー」。本格的なアクションや、CGを駆使したクオリティーの高い映像も話題を呼んでおり、福田も「子どもたちだけでなく、大人にも見てほしいドラマです」とアピール。「特撮ドラマというと子どもが見るものという概念があるかと思いますが、メッセージ性が強く、テーマもはっきりしているので、大人が見ても“なるほどな”と考えることができる作品です。子どもと一緒にお父さん、お母さんにもぜひ見てもらいたいですね!」と笑顔で語ってくれた。【東京ウォーカー】