エコのための“マイ箸”使用が定着し、素材や見た目など豊富な種類の箸が出回っている中、「使っていると曲がっていく」というユニークな箸が登場! 「エス」から販売されている、その名も「曲がりなりにも箸」(3980円)だ。
これは、原料にスズ100%を使用した箸。一見すると普通だが、スズは柔らかい金属特性を持っているため、使えば使うほど曲がっていくという、箸の存在意義に挑戦し続けるアイテムだ。元の形に戻すにはゴムハンマーなどで形を整えなければならず、熱伝導がよいため、火のそばに置いたり熱いものを食べる時は、やけどしないよう注意が必要になる。
なんとも困りものの箸だが、開発のきっかけは「曲がったら困るものってなんだろう?」という会話だったそう。「エス」は本来ウェブサービス開発を手掛けている会社だが、各社員が平均勤務時間の5%に当たる時間を好きな分野の企画立案に使う「5%の可能性」という制度を推奨。その結果、独創的な製品が生み出されることとなり、今回も“困るから曲がらない”箸ではなく、“困るけど曲がっちゃう”箸が発売されることになった。
「宴会やパーティーなどいろんな人が集まる場所で使用して、その場の話題を独占していただきたいです」と、代表取締役社長の児玉さん。また、同商品は、梱包に白か黒の化粧箱を選ぶことができて、白黒セット(6980円)での販売も行っており、「白黒の箱を2つ並べると1つの絵が完成するおめでたいデザインなので、結婚式の引き出物や、誰が一番上手に食べれらるかを競争するなど、披露宴の余興としても使えます」(同・児玉さん)とのことだ。ほかにも同社では、食べづらくて食事の量が減るので“ダイエット”に、我慢強さが養われるので“精神力の鍛錬”になど、さまざまな用途を提案している。
現在、「曲がりなりにも箸」の注文を受け付けている同社サイトでは、「どのくらい曲がるのか」を確認できるプロモーション動画を掲載中。食事タイムの話題作りに困っている人や、ちょっと変わったダイエットをしたい人、心を鍛えてみたい人は、ぜひチェックしてみて!【東京ウォーカー】