通販カタログを取り扱う「フェリシモ」と人気スイーツ店「パティシエ エス コヤマ」のコラボ商品を「Sweet・Trick・パティシエ・レッスンプログラム」の記者発表会と小山進さんによるデモンストレーションが10/11に神戸旧居留地オリエンタルホテル(神戸市中央区)で行われた。
「フェリシモ」から10月に販売開始された「Sweet・Trick・パティシエ・レッスンプログラム」(月1セット3000円)は、ケーキパウダーとレッスンブックがセットになった商品。購入すると、毎月1回、年12回自宅に届けられ「ふわふわホットケーキ」や「クッキー」「ロールケーキ」など、同じパウダーを使って、毎月違ったメニューのお菓子づくりに挑戦できるというもの。
この商品の「オリジナル パティシエ パウダー」の開発とレッスンブックの監修を担当したのが、“小山ロール”でおなじみの人気パティシエ、「パティシエ エス コヤマ」の小山進さん。レッスンプログラムを1年間続けることによって、小山さんのオリジナルレシピとお菓子づくりのエッセンスを自宅で学ぶことができるのが特徴だ。
カリスマパティシエのレシピとなると難しいと思いがちだが、この商品は、忙しく働く女性のために、技術がなくても混ぜて焼くだけで、プロ並みにおいしいお菓子が作れることがテーマに企画。小山さん開発の「万能パウダー」がそれを実現させているのだという。
記者発表では、まず「Sweet・Trick・パティシエ・レッスンプログラム」について、「フェリシモ」開発担当の福田さんが「大切な人との絆をギュッと深める」ことをテーマに、忙しく働く女性の「時間や自身はないけれど、大切な人のためにおいしいお菓子を作ってあげたい」という夢をかなえるために企画されたと、商品のコンセプトを発表。
続いて、登場した小山さんは「この話をフェリシモさんからいただいた時に、即答で『やります』と答えたんです。子どもにとっては、自分のために用意してもらったお菓子は特別なもの。お母さんがその子のために作ったお菓子には特別な思いや味があり、プロのパティシエでもかなわない」と商品開発への思いを語った。
さらに、小山さんによる「オリジナル パティシエ パウダー」を使ったロールケーキ制作の実演が行われた。「お菓子づくりの工程で初心者が失敗しやすい粉の扱い方に着目し、誰でも簡単においしく作れるよう、工夫をかさねて開発した。レッスンブックには失敗しがちなところを、失敗しないアドバイスが書かれている」と小山さんは商品を説明しつつ、滑らかな手つきでお菓子作りを披露。
最後に、発表会出席者に「オリジナル パティシエ パウダー」を使って作ったお菓子がふるまわれた。記者も食べてみたが、驚くほどふんわり滑らかな生地のロールケーキで、あっという間に平らげてしまうほどの美味しさに感動!
忙しい女性のために開発された「ホットケーキ」で15分、1番難しい「ロールケーキ」でも1時間半ほどで作ることができる。そのお菓子の美味しさに触れると、商品のコンセプトである“大切な人に手作りのお菓子を食べてもらう幸せ”をぜひ体験してみたいと感じた。
【関西ウォーカー/森智美】