恋愛は常に5股!? 人気写真家・梅佳代インタビュー

2008年8月1日 0:00更新

九州ウォーカー

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日常のハッとする瞬間をユーモラスに切り撮る作風で、人気・評価ともに急上昇中の若手カメラマン・梅佳代に、会いに行った。

8/24(日)まで、福岡市・天神のイムズ8Fで、九州初の個展「スーパーシャッターチャンス祭りin FUKUOKA」の第二弾「じいちゃんさま」を開催中だ。会場には、最愛の祖父を10年にわたり撮りおろした作品80点以上が並んでいる。祖父の禿げ頭にキュウリを乗っけた写真など、クスリと笑えるユニークな写真ばかりで、観る者を、まるで自分の田舎の祖父を見ているような懐かしい気持ちにさせる。

フラリと現れた梅佳代は、スラリとした長身に、黒色のシックなワンピースが似合う色白の“キレイなお姉さん”だった。その作風から、きっと、カジュアル系の服が似合う女性かと思いきや、意表を突かれた。こんな印象を本人にダイレクトに伝えると、「ぜひ、それを一番に書いて!」。そう、性格は気取らない“超カジュアル”。友達と話すような感覚で、コロコロと転がるようにインタビューは進んでいった。

― 福岡は今回3度目ということですが、どんな印象ですか?

人が元気っぽい。街を歩きながら、ヤンキーの高校生の集団を見つけたからカメラを向けたら、ピースしてくれた。冷めてなくてうれしい。あと、博多ラーメンが絶対に食べたくて、この前、天神にある中央郵便局近くの「一風堂」に行ったら、かっこいい人がいた! こんなイケメンがいるなら、いつか福岡のラーメン屋さんを撮りためて写真集にしてみたらおもしろそう。

― 何気ない瞬間を、逃さず撮るために必要なことは?

カメラを、ず〜っと、持っていること! いつも愛用のカメラ(キャノン EOS5)を首にかけている。いい瞬間に遭遇したら、電源入れて、すぐ撮る。カメラのモードは常にオート。マニュアルは、いろいろと調整している間にチャンスを逃すから、使わないし、使えません。

― 今回の「じいちゃんさま」の中で、一番お気に入りの作品を教えてください。

じいちゃんを撮った10年間で、じいちゃんの外見が、まったく変わらないんです、そこがスゴイ!子供たちは、日々成長しているのに、じいちゃんは、ずっと、じいちゃん。私が撮り続けているうちは、ずっと変わらず生きていてくれるような気がする。一番のお気に入りは、じいちゃんの頭に、電気のヒモがたれかかっている作品! じいちゃんにとっては、頭にヒモがかかっているか、いないかなんて、どうでもいい次元のことなのか、振り払おうともしない。これは、人間として相当高いレベルに達している証拠!! 撮られていることに飽きてくるのか、撮影中のじいちゃんは、自ら気のきいたポーズをとるようなこともせず、常に私にされるがまま。そんなじいちゃんだけど、今回作品になったことを報告したら「じいちゃんは、よろこんどるよー」と言ってました。

― なぜ、カメラを始めたんですか? 専門学校時代は、まじめな学生でしたか?

美人で頭のいい女友達がカメラをやっていて、憧れたんです。私もカワイコぶろうかな、って。専門学校では、皆勤賞をもらった! 皆勤賞って、すごくカッコイイ!って思って、それが欲しいがために、毎日朝から授業に出てました。朝かちゃんと授業出ている学生なんて、真面目すぎる人ばっかりなんだけど、そんな周りの人たちと話すのが好きで、ある日黒いタンクトップで現れたそんな友達に「反町(隆史)っぽいやーん」とか言ってのせて、写真撮ったりしてた、そんな学生だった。

― デビュー作「男子」、その後の「うめめ」、そして今回の「じいちゃんさま」と梅さんは、人を撮った作品が多いですね。今後、恋愛をテーマにした作品などを撮る予定は?

そういえば恋愛をテーマにした作品は撮ってないですね(笑)。自分が異性として好きな人の写真は日ごろからたくさん撮っているんですけど。恋愛はいつもしてます。どんどん人を好きになるから、常に5股くらいかけてる、気持ち的に。すぐ、人を好きになるんですよ、恋愛に限らず。言われてみたら、恋愛をテーマにした作品を撮ってみてもいいなぁと、いま、思いました。

―人見知りしないんですか?

とっても、恥ずかしがり屋です。人が好きだからこそ、すごく恥ずかしいんだと思う。好きじゃなかったら、恥ずかしいと思いさえしないんじゃないかな。私の場合、カメラがあるから、好きな人に近づけるんです。カッコイイ人とか、絶対、カメラがないと無理!!

― じゃあ、梅さんに撮られた男性は、好かれていると思った方がいいですね?

はい! あ、でも、好きじゃない男の人も撮るか。そこは、カメラの奥の私の目がハートマークになっているかどうかで判断してほしいですね〜!

恥ずかしがり屋の人間好き。そんな人間味あふれる梅佳代が創り出す個展の世界に、触れてみてほしい。【九州ウォーカー/城リユア】

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