4人中3人がリズム隊という異色の編成で、グルーヴ感あふれる演奏が魅力のジャムバンド「indigo jam unit」が福岡でライブを行った。9/2にはトリニダード・トバゴ共和国出身の歌手・Alicia Saldenhaをゲストボーカルに迎えたアルバム「ROSE」を発売し、ますます絶好調の彼らに直撃インタビューを行った。
今回のアルバムは“愛”がテーマの曲が多いですね。
清水(ドラム)「それは本当にたまたまですね。自分たちが好きな曲を持ち寄ったら偶然こうなりました。Aliciaに入ってもらったことでさらに僕たちのサウンドがよくなるかなと思って。タイトルの『ROSE』なんですが、ピンクのバラの花言葉に“感謝”があることを知って、影響を受けたアーティストへの感謝の気持ちをこめ、このタイトルにしました」
笹井(ウッドベース)「やってることはいつもといっしょですね。今回もボーカル含めて一発録りでした。曲は、スタジオに入ってカウントから最後までをパッケージしています。レコーディングはスムーズに進んで3日間で終わりました」
樽栄(ピアノ)「演奏自体は順調でしたけど、編曲が大変でしたね。原曲にはホーンが入っていたりと、リズム隊中心のindigoとは編成がちがいます。その中で僕らのよさを出していくために曲を作りこんでいく必要がありました」
和佐野(ドラム&パーカッション)「アルバムでは70年代から80年代にかけてのソウルジャズを中心にリメイクやリアレンジを施しました。サウンド自体はなじみ深いものだと思うので、ジャズにそんなに詳しくない人でも気軽に聴いてもらえるんじゃないでしょうか」
福岡の印象はどうですか?
Alicia「すごくきれいな街ですね。街並みが本当にきれい。私は2年前にindigo jam unitの演奏を聴いて以来の大ファンだったので、今回いっしょにアルバムを作り、こうやっていっしょに福岡に来ることができてうれしいです」
笹井「福岡に来ると口内炎ができるんですよね。好きなものだけ食べてると栄養が偏っちゃって(笑)。福岡はなんでもおいしいですよね。特にラーメン。いつも寝る前に一杯食べてます。さっきも一杯食べて、このあとも一杯食べに行ってきます(笑)」
12/7(水)には、今回のライブ直前にレコーディングを終えた7枚目のアルバム「INDEPENDENT」がリリースされる。年明け1/9(祝)には、大名のROOMSでライブも決定!ぜひライブでindigo jam unitのグルーヴを体感してほしい。