解体用クレーンの撤去作業も大詰めとなり、完成まであと一歩に迫った東京スカイツリー。その高さにばかり目が行ってしまいがちだが、現在、その周辺の隅田川沿いに、ちょっと不思議なモニュメントが展示されているのをご存じだろうか?
実はこれ、東京藝術大学と台東区、墨田区が共催するGTS(藝大・台東・墨田)観光アートプロジェクトが行っている活動の一環で、スカイツリーのビュースポットにアート作品を設置して、タワー周辺を盛り上げようという試みなのだ。
ちなみに展示されているモニュメントは、和傘の骨組みのような造形で、中に入るとスカイツリー以外の建物が見えなくなり、まるでスカイツリーを独占しているかのような気分が味わえる「スカルプチャーツリー」や、水面に逆さに映ったスカイツリーをそのままモチーフにした「ゆらぎツリー」、円形のオブジェの底に空いた穴からスカイツリーをのぞくことで、ちょっと不思議な空間が体感できる「グリーンプラネット」など、いずれも個性的な作品ばかり。
さらに12月中旬からは新しいモニュメントが花川戸公園など4ヶ所に追加で設置される予定なので、スカイツリー周辺を散歩する際はこれらの作品にも注目して、アートな気分を堪能してみてはいかがだろうか。【東京ウォーカー】