大阪万博跡地を遊び場に育った、芸術家・ヤノベケンジさんの新作「サン・チャイルド」が大阪のシンボル・太陽の塔がある万博記念公園に東日本大震災復興を祈願する希望のモニュメントとして10/22・23にアートイベント「おおさかカンヴァス」の応援作品として展示された。その「サン・チャイルド」が東京の青山にある「岡本太郎記念館」に10/28(金)~来年2/26(日)まで展示される。
ヤノベさんの作品のコンセプトは、再生復興してゆく人々に勇気と希望を与える現在のモニュメントとして、防護服を脱ぎ捨てても生きることが出来る世界を希求し、未来を見据える眼差しを持つことを傷だらけになっても敢然とたたずむ子どもの像に託している。心にとどめる希望の火を手にある小さな太陽に込め、岡本太郎の太陽の塔に呼応するように配置することで大阪の地より世界に希望の光を送るインスタレーション作品である。
被災地の復興を願った高さ6.2メートルの巨大な作品は、解りやすく前向きな希望に満ち溢れたものになっている。そんな願いが込められたヤノベさんの新作は一見の価値ありなので、東京・青山の「岡本太郎記念館」に足を運んでみよう!
●ヤノベケンジ展:太陽の子・太郎の子
開催期間:10/28(金)~2012年2/26(日)
開館時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
休館日:火曜日
※臨時休館日のお知らせ 展示替えのため、10/24(月)~10/27(木)は臨時休館
観覧料:一般600円、小学生300円
会場:「岡本太郎記念館」東京都港区南青山6-1-19
公式サイト:http://www.taro-okamoto.or.jp/exhibition.html
【関西ウォーカー/白澤和樹】