“溶ける”唐辛子に注目!アイデア次第でレシピ広がる

東京ウォーカー(全国版)

ご存じ「食べるラー油」の大ヒットで、大きく陽の目を見た調味料市場。“おかず調味料”はその後いくつも商品化されているが、今回紹介するのはうれし野ラボから販売されている振り掛けるタイプの一般的な調味料、唐辛子。だがこの商品、これまでの唐辛子とは決定的に違うのが“溶ける”ということ。商品名もズバリ「辻さん家のとける唐辛子」(800円)だ。

同商品は、水にほとんど溶けない唐辛子の辛味成分「カプサイシン」と唐辛子の豊かな風味を、ナノテクノロジーを利用して水に溶けるように改良した顆粒タイプの唐辛子調味料。販売元のうれし野ラボの親会社、辻製油のナノ化・抽出技術の賜物だ。3月に発売を開始し、夏以降問い合わせや反響が大きくなっているという。

では、一般的な溶けない唐辛子とどう違うのか? まずは、水に溶けるようにナノ化したことで、辛味がダイレクトに舌へ伝わり、辛さを強く感じるようになる。タバスコやラー油よりも辛さの度合いは強いという。また、使用頻度が高い麺類などの場合、顆粒なのでまんべんなく溶けて汁全体にうま味が広がる。広報担当の林さんによると「汁が辛くてうまい状態になる」そうだ。酸味や塩味が加わっていないので、辛さだけが加わるのがポイント。

水に溶けることでレシピの可能性も広がる。スープ、汁物はもちろん、焼酎との相性もぴったりで、「唐辛子そのもの(鷹の爪)を焼酎に入れて飲む『金魚』という飲み方が韓国にはありますが、その飲み方の上をいく飲み方ができますよ!」と林さんは自信を見せる。さらに、日本酒やビールにも合うというから驚きだ。

ほかにも、アイスクリームにかけて“甘辛スイーツ”に、手作りのパンやケーキにまぜて“辛さのアクセント”に、とアイデア次第でレシピがどんどん広がる「辻さん家のとける唐辛子」。現在、自社の通販サイトや楽天で販売中だ。これから寒さが厳しくなるこの冬、鍋物や汁物に、そして食後の晩酌にも活躍してくれそうな商品だ。【東京ウォーカー】

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