70年代に漫画連載で人気を博し、04年にアニメ化、さらに今年4月には岡田将生主演でドラマ化もされた手塚治虫原作の名作「ブラック・ジャック」。そんな同作の主人公「ブラック・ジャック」とその助手「ピノコ」がデフォルメされたファッションドールになった。グルーヴから12月中旬に発売される「TAEYANG(テヤン)/ブラック・ジャック」「Byul(ビョル)/ピノコ」(各13650円)だ。
「TAEYANG(テヤン」は06年、「Byul(ビョル)」は08年に発表されたファッションドール。日本をはじめ、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界中で発売され、現在両シリーズ合わせて60種類のデザインがそろう。多彩なポージングが可能で、瞳が左右に動くなど表情豊かな点が特徴。また、すべての洋服が脱着可能で、髪型もワックスやムースでスタイリングできるなど、自分でコーディネートできる点が人気のドールなのだ。
「TAEYANG(テヤン)/ブラック・ジャック」はドールの全長35cm、可動関節は30か所以上。多彩なポージングはもちろん、「TAEYANG(テヤン)」独自の特徴となっているウインクも可能だ。2色のヘアや顔の継ぎはぎが見事に再現され、コートやかばん、白衣などが付属するこだわりよう。一方、「Byul(ビョル)/ピノコ」は全長26.8cmで、目を左右に動かすことができる。ショートカットの髪型と赤いワンピースはまるでアニメから飛び出してきたかのような雰囲気で、こちらはピンクの手術着と聴診器が付属する。
ドール化の企画段階で数多くの手塚作品の案が出た中、「先生の作品の中でも最高傑作と言われるブラック・ジャックとまずコラボレーションしたいと思いました」(広報担当者)と、今回のコラボが実現。「ドールとの親和性は高い」という二つのキャラクターだが、製作に当たっては「ブラック・ジャックのメークと髪型、ピノコの丸みを出すこと」にこだわったそうだ。
同商品は現在、ネットなどで予約注文を受け付け中。アニメやドラマで新たにファンになった若年層から往年のファン層まで、そして、その完成度の高さとキュートさから男女を問わず、かなり広いターゲット層に刺さりそうだ。作品の名場面を再現するもよし、オブジェとして眺めるのもよし、クリスマスプレゼントにもオススメだ。【東京ウォーカー】