「魂を煮えたぎらせながら頑張ってます!」豊崎愛生が『UN-GO』舞台挨拶で熱い思いを語る

東京ウォーカー(全国版)

『劇場版マクロスF 恋離飛翼 サヨナラノツバサ』(11)や『けいおん!』(12月3日公開)など、最近では人気アニメが放送終了後に、劇場版となって公開されるパターンが増えてきている。そんななか、現在放送中のアニメがテレビ放送と同時進行で映画化されたのが、現在ノイタミナ枠で放送中の「UN-GO」だ。

11月19日より劇場版『UN-GO episode:0 因果論』が一部の劇場で2週間限定公開されることになり、TOHOシネマズ六本木で勝地涼、豊崎愛生、山本希望、三木眞一郎、水島精二監督、脚本を手がけた會川昇らによる初日舞台挨拶が行われた。

「UN-GO」とは坂口安吾原作の小説「明治開花 安吾捕物帖」を原案に、物語の舞台を近未来に置き換えて描かれる本格探偵ストーリーで、「鋼の錬金術師」の水島監督をはじめ、多数の気鋭クリエイターがコラボした評判の注目作だ。今回の劇場版では、主人公・結城新十郎と謎の美少年・因果の出会い、そして新十郎が探偵業を始めるまでのエピソードが緊張感あふれるシーン満載で描き出されている。結城新十郎役の勝地は「実は4話くらいまで収録し終えた後で、初めて劇場版があることを聞かされたんです。それまでは自分で新十郎を演じながらも、いまいちキャラクターがつかめなかったんですけど、彼の過去を知ったことで、改めて愛着がわくようになりました。テレビシリーズでは見られない、新十郎のピュアな部分を楽しんでもらえると嬉しいです」と語った。

また、新十郎の相棒である因果を演じた豊崎は、「私もつい先日、この劇場版を見せてもらったばかりなんですけど、各キャラクターの人間関係やそれぞれが背負っている過去とか、新しい発見ばかりでびっくりしました。本作を見てから改めてテレビシリーズを見直すと、はっとする場面がいっぱいありますよ」とコメント。収録時の現場の雰囲気について聞かれると、「声優陣もスタッフさんも皆、情熱を燃やしている現場なので、私も毎回、煮えたぎるソウルをマイクにぶつけるつもりで頑張っています!」と話し、会場を沸かせた。

そして、水島監督からは「『UN-GO』は東宝さんと一緒に取り組んでいる作品なので、企画の頃から『全国の劇場と連動したイベントとかやりたいですね』って話をしていたんです。でも、まさかテレビシリーズと同時進行になるとは思わなかった(笑)。めちゃくちゃハードなスケジュールだったけど、良い経験になりました」と、本作の制作経緯にまつわる貴重な話が飛び出した。

これまで描かれなかった、新十郎と因果に関する様々な謎が明らかになる『UN-GO episode:0 因果論』。いよいよ佳境に突入したテレビシリーズをさらに楽しむためにも今回の限定上映をお見逃しなく!【東京ウォーカー】

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