“料理男子”急増で、こだわりキッチンツールが人気

東京ウォーカー

「08年11月から丸の内と銀座のスタジオで、カップルやメンズを対象にしたクッキングコースをスタートしたところ、定員の半数以上が男性の場合も。年々、料理への感心は高まってきていると思います。いまではイレギュラーですが、男性だけの教室も開くようになりました」とは、ABC Cooking Studioメディア開発PRチーフの加藤素子さん。リアル男子の新しいモテ道として周知された“男の料理”。それに比例してか、男の料理教室も普及しているようだ。自炊は経済的&健康的だし、日常とのギャップで女子ウケはいいし、言うことナシ。

ただ何事もやり始めると、こだわるのが男という生き物。表参道のMoMAデザインストアでPRを務める望月香菜さんいわく「25〜35歳を中心にポップなキッチン道具を買い求める男性が、昨年から急激に増えています」。

売れ線は、刀身から柄までが一体となったシームレスな「グローバルの包丁」。新潟県燕市のYOSHIKIN(吉田金属工業)が開発し、工業デザイナー・山田耕民氏がデザインしたオールステンレス一体構造になっている。無骨な男子の手をスマートに見せてくれる。

また、“切ってつかんで注げる”まな板といった機能美と遊び心あふれるプロダクトなのが、マーク・サンダース作の画期的な「折りたたみまな板」。まな板を折り曲げて、切った食材をそのまま、お鍋やフライパンへ。余計な動作を減らすことができ、料理ができます的な男子を演出。

“弘法筆を選ばず”とはいうが、いい意味で荒々しい男の料理に道具へのこだわりを見せれば、男度は確実にアップすること間違いない。モテ道、道具から極めろ。【東京ウォーカー 4号「リアル男子にささる!デイリッチな新時代ギフト」】

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