12月1日(木)、都内にて「ABC創立60周年記念スペシャルドラマ 境遇」の制作発表記者会見が開催され、原作者・湊かなえさんをはじめ、主演を務める松雪泰子さんとりょうさんがエレガントな衣装で登場。制作エピソードが語られる中、監督の若松節朗さんが「制作中は、女優陣からのプレッシャーを感じた」と打ち明けると、りょうさんは「私のせいではなく、松雪さんのせいかも」とコメントし、会場を笑わせた。
ABC創立60周年記念のために描き下ろされたヒューマンミステリー「境遇」は、人間の弱さや負の感情に容赦なく切り込む、痛いほどに切ない人間ドラマ。政治家の夫と幸せな家庭を築き、絵本作家としても注目を浴びる主婦・陽子を松雪泰子さんが演じ、家族のいない天涯孤独な地方紙記者・晴美をりょうさんが演じる。
記者会見では、初共演となった松雪さんとりょうさんが制作エピソードを披露。監督が「作品の制作中は、美しい女優と至福の時を過ごせたかと思うとそうではなくて、主演の2人からプレッシャーを感じさせられました」と内心を告白すると、りょうさんは「私のせいではなく、松雪さんのせいかも」と、冗談混じりに松雪さんに責任を押し付けた。それに対し、松雪さんは「確かにプレッシャーを感じさせたのは私のせいかもしれません」と認めつつ、「作品に対する情熱だったと受け止めていただければ嬉しいです」と苦笑。2人のやりとりに会場からは笑いが起こった。
また、松雪さんは撮影場所となった長野県について「食事ではお蕎麦が感動的でした」と思い出を披露。これにはりょうさんも同意し、「お蕎麦は本当に美味しかったです!」と笑顔を見せて、仲の良さをアピールした。
なお、「境遇」は12月3日(土)21:00~23:06にABC・テレビ朝日系全国ネットで放送。湊かなえさんが描く重厚な人間ドラマを是非チェックしてみては。【東京ウォーカー】