フード約70種、ドリンク約60種のどれを頼んでも290円という、超リーズナブル居酒屋を発見した。池袋にあるその店の名は「炉端串焼き『はら一平』」。
安くてウマいものに目のない記者は、さっそく取材を敢行! 居酒屋で楽しむ平均価格3000円の半分1500円を握りしめ、どれだけお腹いっぱいになれるか徹底リサーチしてきた。いただいたのは以下5品。
■「マグナムドライ(大)」
写真で見てもわかるように、この量はハンパじゃない! なんとこの大ジョッキは700ml入り。発泡酒とはいえ、キンキンに冷えた状態で出してくれるので、ビール派の人でも満足できる喉ごしだ。
■「壮健豚の大一平焼・ネギマ(2本)」
2本で150gの大ボリューム! しかし本当に驚くべきはそのウマさだ。ブランド豚を使っているだけあって、ジューシーでやわらかいのが特徴。甘い玉ねぎも小ぶりで味わい深い。
■「水菜とヒジキの健康サラダ」
ドレッシングに海苔のつくだ煮を使っているのがポイント。他にないドレッシングで、海苔の香りが口いっぱいに広がる。豆類もしっかり入っているので、バランスのいいサラダだ。
■「熱々!せいろご飯(鮭玉)」
テーブルで簡易燃料で温めて仕上げるせいろご飯。ふたを開けたときに立ち上る湯気と鮭の香りでノックアウト! せいろにたっぷりつまったご飯はみんなで食べても十分なボリュームだ。
■「ローズヒップカクテル」
コラーゲンが入っている女性に人気のドリンク。甘くて飲みやすいのもうれしいところ。量もあるので、ゴクゴク飲めちゃう一品だ。
ジョッキにサラダやブランド豚、そしてシメのご飯までたっぷりと味わった記者。お腹はもちろんのこと、味も大満足なのだが、これって本当に290円で大丈夫なの?
「290円という価格は、学生や20代のビジネスマンのお客様が満足していただけるクオリティ、ボリュームの商品を提供できるギリギリの価格設定なんです。素材の組み合わせや仕入れ努力は怠りません」(「はら一平」運営会社・ワンダーテーブル)
たとえ1000円でも味・ボリュームともに満足できる同店は、後輩におごっても財布にやさしいとあってビジネスマンの利用者も目立つという。池袋にできたニューフェイス炉端串焼き「はら一平」は、不景気の救世主として人気を集めそうだ。 【東京ウォーカー/安藤真梨】