「千と千尋の神隠し」が花札に!48枚の札で名シーンを再現

東京ウォーカー(全国版)

2001年公開、日本国内での歴代興行収入史上最高額を記録したスタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』が花札になった! 株式会社ムービックから「『千と千尋の神隠し』花札 通常版」(3150円)が12月末、「『千と千尋の神隠し』花札 額装版」(1万6800円)が2012年2月上旬に発売される。

同アイテムは、物語の舞台となった「油屋」の世界観を48枚の札に描いた花札。「荻野千尋」の名前が湯婆婆に取られるシーンを再現した桜の赤タンや、インパクト大の湯婆婆の桐20点札など、各札には油屋のキャラクターやシーンが盛りだくさん。遊び心あふれるデザインで、花札として遊ぶのはもちろんのこと、アートとして飾っても『千と千尋の神隠し』の世界を堪能できる逸品だ。

コンセプトは「『油屋』を舞台としたアイテムなのだから、札に登場するシーンやキャラクターを全て、油屋に集う八百万の神々たちにしよう!」。当初のデザインでは、転校前の友人が千尋に宛てた手紙(=現実世界のアイテム)だった部分を、油屋で登場する金の山に変更したり、その上で花札の基盤を崩さないようなキャラクターの配置を考えたりなど、何度もスタジオジブリとムービック担当者がやり取りを重ねて、千尋の世界観を活かした花札を完成させた。

監修を行ったスタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーも「すごい! ボクも欲しい」「よくできました」とコメントを寄せ、宮崎駿監督に見せに行ったほど大絶賛だったとか。ちなみに宮崎監督のお気に入りは雨札の「カオナシ(暴走時)」で、作品世界を活かしたアイテムに喜んでいたようだ。

製造元は1800年(寛政12年)創業の大石天狗堂。現存するかるたメーカーでは最も歴史あるメーカーで、1枚1枚職人が丁寧に作り上げている。そのため、1日に作れる数に限りがあり、まさに貴重な逸品だ。

昔ながらの1行つづりにセットされた通常版のほか、1枚1枚がアクリルにはめ込まれた額装版は、各札の美しさをじっくり堪能したい人にお薦め! ジブリ好きのみならず、家族みんなで楽しめるアイテムなので、お正月の一家だんらんに向けてチェックしてみては?【東京ウォーカー】

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