希望に向かって立ち上がれ!東北の“海の男たち”に迫る

東京ウォーカー(全国版)

戦後最大の被害をもたらした東日本大震災による大津波の影響で、壊滅的な被害を受けた宮城県の水産業。絶望のふちに追いやられながらも、未来を信じ、復興に向け立ち上がった男たちにスポットを当てる番組「これが東北だ カキだ!サンマだ!希望の海だ!!」が、TBS系列9局ネットで2012年1月29日(日)午後4時から放送される。

同番組は、東日本大震災によって多くの被害を受けながらも、震災に負けない前向きな東北の男たちを追ったドキュメンタリー。リポーターはサンドウィッチマン、ウド鈴木(キャイ~ン)、さかなクン、吉澤ひとみ。それぞれ南三陸町、桂島、気仙沼へと向かい、地元の人々に密着する。

南三陸町を訪ねたのは、世界中の海とそこで暮らす生き物たちを見つめてきたお魚博士のさかなクンと、ベストダイバーに選ばれるなど海をこよなく愛する吉澤ひとみ。地元でダイビングガイドを務める水中写真家の佐藤長明さん(42)の案内で、津波で壊滅的な被害を受けた志津川湾に特別の許可を得て潜る。

志津川湾は、リアス式海岸では珍しい遠浅の海で、海底まで光が届くためさまざまな生物が観察できる場所。さかなクンにとっては、震災前に何度も潜ったことがある思い出の海だという。津波によってがれきが流れ込んだ海底は今どうなっているのか? 三陸の海の復活を願う二人が、独自の視点で震災後の海中の世界をリポートする。

一方、ウド鈴木は、全国屈指のサンマ水揚げ量を誇る気仙沼漁港へ。“サンマ王国”の復活を目指す漁師とともにサンマ漁船に乗り込み、復興の証とも言える無数の銀の魚影を追う。また、サンドウィッチマンは、日本三景・松島に浮かぶ浦戸諸島のひとつ、桂島でカキ養殖の復活を目指す小泉さん(36)に密着する。

大津波によって、すべてをのみ込み、人々から多くのものを奪っていった海。しかし、その海は男たちにとってなくてはならない希望の光でもある。希望に向かって前に進もうとしている、熱い“東北魂”を持つ男たちの姿は、復興への架け橋となるはずだ。【東京ウォーカー】

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