日本気象協会によると、12月23日(金)から27日(火)頃までにかけて、この冬一番の非常に強い寒気が日本列島に流れ込み、ますます気温の冷え込みが予想されている。そんな寒さも厳しい中、タイツの下に重ねて履くソックスが激売れしているというのだ。重ね履きに適した不思議なデザインと、着用時の暖かさが人気の秘密だ。
この「つま先五本指」(630円)、つま先のみを覆う五本指のデザインで、かなり個性的。タイツや靴下のインナーに履けば、人に見られる心配もなく隠れ冷え対策に。発売後、その暖かさと機能性で、リピーターを増やし、着実に売り上げを伸ばしている。
効果は実験の結果でも明らか。筑波大学人間総合科学研究科・足立和隆准教授の協力のもと行われたサーモグラフィ実験では、一般ソックス着用に比べ、五本指ソックスの方が下肢の体表面温度の上昇が大きいことが分かった。「五本指ソックスを履くと足指が別個に動き、血流の上昇を促進します。それが結果的に足部の体温上昇にもつながったと推測されますね。着用時の足指の動かし方にもよりますが、一般ソックスよりも五本指ソックスの方が、体温保持・上昇効果が大きいと言えるでしょう」と、足立准教授は話してくれた。
「このソックスは薄手タイプなので、タイツの下に履けて手軽に冷えを改善することができます。また、汗を吸収するのでブーツのムレが気にならないのも人気の理由の一つと言えます」と話すのは、タビオ株式会社広報の伊藤さん。
同社では他の五本指ソックスも人気で、若い女性が購入することも多いそう。寒さがますます厳しくなるこれからの季節、五本指ソックスを履いて、足元から防寒をしてみては。【東京ウォーカー】