新店や新メニューなど、毎年続々と出てくるブームフード。2010年頃から全国で専門店が急増した唐揚げも、ブームの続行中だ。なかでも今年は唐揚げにプラスアルファの要素を加えた“アレンジ唐揚げ”を出す店舗がさらに増加している。
唐揚げをラーメンに乗せた新メニュー「唐揚げ焦がし味噌麺」(850円)を開発したのは昨年4月にオープンした北新横浜の「麺処 丹行味素」。砕いたアーモンドを漬けダレに加えた唐揚げはサクッと香ばしく、どろりとした濃厚スープを染み込ませても美味い。コシの強いモチモチ太麺と肉味噌も相性抜群だ。
バンズやソースを選べる唐揚げバーガーを出すのは白楽に昨年12月にオープンしたばかりの「北海道唐揚げ専門店 えぞや 六角橋店」。北海道で“ザンギ”と呼ばれる鶏の唐揚げを使った「ざんぎバーガー」(350円)は、北海道産大豆醤油に富良野ワインを加えた特製ダレが肉にしっかり染み込んでいる。バンズはパンドミか胚芽パンから、ソースはバジルか辛めのサルサから選べるのも嬉しい。
モモ肉の唐揚げをピタパンで挟んだ「ピタからサンド」(440円)を出すのは鎌倉に昨年1月オープンの「からあげ小町」。注文を受けてから揚げる唐揚げは常にできたてのサクサク。甘辛い醤油ダレとピリ辛のからしマヨネーズが食欲をそそる一品だ。
これまで単品で食べることの多かった唐揚げを、さらに進化させたアレンジ唐揚げ。お弁当やランチ、コンビニでのホットメニューなどに欠かせない存在だけに、さらなる人気が期待できそうだ。【詳細は横浜ウォーカー12月20日発売号に掲載】