新春には、商売繁盛を祈願する十日恵比須の祭が各地で開催されるが、実は佐賀県佐賀市は恵比須さんのメッカ。街のあちこちに恵比須像が祀られているのだ。そこで今回は、意外に謎が多い恵比須さんについて、またメッカの佐賀について詳しく解説しよう。
■恵比須さんとはどんな神様なのか?
実は恵比須さんは、七福神の中で唯一の日本の神様。海辺に漂着した漁師だったという説もあり、主に漁業と商売繁盛の神として祀られることが多い。ふくよかな体型と福耳が特徴だ。
■佐賀市にはどのくらいの像があるの?
至る所で出会える恵比須さん。その数は約800体にものぼり、2011年には“恵比須さんの数日本一”の認定を受けている。まだ発見されてない像もあるというから、探検心がそそられる。
■なぜ佐賀に多いのか?
佐賀が長崎街道の中間地点にあり、街道沿いに商家が栄えていたことが理由の一つ。海運業が盛んになり、漁業の神・恵比須の像を商人が祀ったといわれている。
■どんなご利益があるの?
豊漁、商売繁盛の神様として祀られることが多いが、佐賀にいる恵比須さんには子宝や学業、恋愛成就、金運上昇にご利益があるものなど多種多彩だ。
佐賀では2013年9月末まで「恵比須八十八ヶ所巡り」のスタンプラリーを開催中。案内板で様々なエピソードを読むこともできるので、この機会に幸せの象徴・恵比須さんの像を巡りながら、町歩きを楽しんでみては!?【福岡ウォーカー】