“凍ったブドウ”から作られるワイン、“アイスワイン”をご存知だろうか。
ドイツやカナダなどの寒い地方のみで作られるこのワイン。ブドウが寒さで凍ったり溶けたりを繰り返すと、徐々に水分が減り、甘〜い果汁が蓄えられる。そんなブドウから抽出するため、なんとブドウ1房につきスプーン1杯分(!)のワインしか取れないとか。その分、甘味がとっても強い、プレミアムなワインができ上がるのだ。
…と、聞いてはみたものの、なかなかピンとこない方も多いだろう。それもそのはず、量の少なさやブドウを収穫する期間がわずかなため、アイスワイン自体がとても希少なのだ。そんなアイスワインを飲みに、総合ワインサイト「ワインアベニュー」が開催するテイスティングイベントに参加してきました!
この日飲んだのは、ヴァイングート オット・ベッカーというワイナリーの「ラインヘッセン ピノ・ノワール ロゼ アイスヴァイン」。細身のボトルがオシャレなドイツ産のロゼアイスワインで、値段も2000円台後半とそこまで高くない。
ワインの色は柔らかな桜色。ワイングラスをまわしてみると、とろみのあるワインがゆっくりと弧を描き、同時に果実の強い香りが漂ってくる。お、おいしそう…。
ワインを口に含んでみると、まったりした舌ざわりを感じる。渋みのない、アプリコットに似た濃く甘酸っぱい液体は口いっぱいに広がり、後味ははちみつのようにあっさりとした甘さ。この味でこの価格はとってもお得! 超上質な甘口ワイン、といった感じなのだ。
この日会場に集まった100人の女性たちにもアイスワインは大好評で「甘くてすごくおいしい。食後に飲みたい」(20代女性)、「友達への贈り物としてもよさそう」(30代女性)、「ワインが苦手な人でも飲めるおいしさ」(20代女性)、「とにかくおいしい! 絶対自分買いしたい!」(20代女性)など、興奮する女性もでてくるほどだった。そう、ほとんどの女性は甘くておいしい限定モノが大好きなんです!
もうすぐバレンタイン。男性から女性へ渡す“逆チョコ”ブームに乗っかって、あなたも気になる女性に希少な“逆アイスワイン”をプレゼントしてみては? 甘くてとろける味わいに、ほころぶ彼女の顔が見られるはず。【東京ウォーカー/白石知沙】