宮城・仙台の焼き肉店「黒毛和牛一頭切り 伊達哉(だてなり)其ノ壱」にて販売されている、長さ1m以上の牛タン「伊達な昇り龍」(1980円/1セット)が話題だ。そのインパクトのある見た目から人気を集め、閉店を待たずに品切れが続出、リピーター客を多く獲得しているという。
「伊達な昇り龍」は、仙台の名物・牛タンの「サガリ」を使用し、細かく入れた切り込みで龍のウロコを表現。ビールや日本酒、ご飯との相性の良い特製の味噌ダレで味付けし、ホルモンのような癖になる食感が特徴だ。何といっても全長1m以上、重さ250g以上というボリュームに多くの人が驚くことだろう。
震災後、営業再開に1か月以上かかったという同店では、来店してくれる多くのボランティアや支援者に喜んでもらえることはないかと思案。仙台の名物・牛タンを使って“明日への力・希望を提供していこう”との思いを込め、昨年6月より同メニューの提供を始めた。「伊達な昇り龍」のメニュー名は、その姿、長さから“龍の如く天高く飛翔し、仙台・東北のシンボルに”という意味で名付けたそうだ。
「全国より多くの支援の方々に来店していただき、またこうして店が元の姿に戻ることができました。皆さまへの感謝と、皆さまの満足を第一に毎日営業しております。“伊達な昇り龍”は、『昇り龍封印』と書かれた壺に入っているドキドキ感と、出てきたときのインパクトに、どのお客さまにも喜んでいただけると思います」と店長の阿部遊京さん。
辰年の2012年。封印を解かれたつぼから龍が昇る縁起的な瞬間を“味わって”みるのも良さそうだ。「伊達な昇り龍」は、店頭販売のほか、1日10セット限定(つぼは付属しない)で通信販売も行っているので、東北まで足を運べない人はそちらもチェックしてみよう。【東京ウォーカー】