ドラえもんの世界?“魔法のペン”で切り抜き作業が簡単に

東京ウォーカー(全国版)

新聞や雑誌を切り抜く“スクラップ作業”の際にとっても便利なアイテムが3月末に登場する。ナカバヤシから全国発売される「スマレコペン」(650円)だ。このペンで切り抜きたい部分を線で囲み、スマートフォンの専用アプリで撮影すると、あっという間にデジタルスクラップができる“魔法のペン”なのだ!

同商品は、スマートフォン対応のデジタル連動型筆記具。メモ、雑誌など任意の箇所を線で囲むことにより、その線の内側の範囲をデータ化できる代物だ。単純な四角囲みだけでなく、丸やハートといった曲線にも対応しているのが面白い。

ペンと連動する専用アプリはすでに無料配布中(iPhone4/4S対応 ※Androidには4月対応予定)。切り抜かれたデータの台形補正や色補正、サイズ補正に自動対応し、難しい操作なしでお目当ての記事などを手軽に美しくデータ化できる。デジタルデータはスマートフォンで保存、管理できるだけでなく、メールやオンラインメモツール「Evernote」との連携もOKなので、PC上でデジタルスクラップとして管理するのにも便利だ。

まさに“デジタル”と“アナログ”の融合。これは同社が数年前から取り組んでいる課題だったという。その架け橋として行き着いたのがスキャナ機能だったそうで、「スマートフォンの急速な普及もあり、撮影機能(カメラ)をスキャナとして使えば、アナログとデジタルの両方の特徴を活かした商品開発ができるのではと考えました」と話すのは同社広報担当の橋詰さん。

発売前だが、すでに同社には「必要な箇所だけがトリミングできるのは便利で面白い」「早くAndoroid版を!」といった好感触の声が届いているとか。ITソリューション部の中林和久さんは「『ドラえもんの世界だ』というコメントをもらった時は嬉しかったですね」と満足げだ。

データ化した画像に、手書きで文字や線を書き込むことができる“手書き編集ツール”など、便利機能も満載の同商品。ハサミで切ってノリで貼って…、という従来のアナログなスクラップも味があるけれど、時間も場所も問わず、思い立ったそのときにすぐに切り抜きできるデジタルスクラップの良さも見逃せない。好きな素材を囲んで、撮って、整理して、閲覧して…、デジタルスクラップの楽しさをぜひ味わってみて。【東京ウォーカー】

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