沖縄のひまわり畑で結婚式、被災者夫妻が幸せを誓う

東京ウォーカー(全国版)

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2月4日、沖縄・北中城村にてひまわり畑で結婚式を挙げる「第2回ひまわり畑の結婚式」が行われた。今年のテーマは「生きていく力」。東日本大震災で被災した宮城県仙台市在住の畠山雄輔さんと一恵さん(沖縄県出身)夫妻が、咲き誇るひまわりと参列者の温かい祝福に包まれ、幸せな笑顔を見せた。

今回、被災地の福島、宮城、岩手3県を対象に新郎新婦を募集し、4組の応募の中から選ばれたのが宮城県在住の畠山夫妻だ。震災時、仙台市内のアパートにいた畠山さん一家。幸いにも家族はみな無事だったが、1週間近くライフラインが止まり、車で寝泊りすることも。食料を手に入れるのも困難な状況で、当時0歳と3歳の幼子を抱えながらの大変な経験だったという。

「ひまわり畑の結婚式」への応募のきっかけは、沖縄県内在住の親戚からの紹介。沖縄の親族の前で結婚式を挙げ、被災から立ち直り、幸せに暮らす私たちを見てほしいと考え応募を決めた。

結婚式では、三線とフルートの生演奏をBGMに、あでやかな沖縄の伝統衣装「琉装」で夫妻が登場。4歳と1歳の娘さんも愛らしい琉装姿で登場し、参列者から多くの祝福を受けた。沖縄音楽が奏でられる中、式は誓いの言葉、指輪交換と和やかに進んだ。

また、沖縄を代表する歌手・古謝美佐子さんから「童神」の歌のプレゼントも。同曲の3番の歌詞には「渡る浮世には雨風も吹く、そんな時は自分が風よけになってわが子の花を(人生の花を)咲かせてあげたい」という思いが込められているという。古謝さんの力強くも温かい歌声に、新婦が涙を流す一幕もあった。

新郎の雄輔さんは、参列者や式を支えてくれた浦添商業高校国際観光学科の生徒や地域住民ら多くのボランティアに向けて「ヒマワリの花言葉は“あなただけを見つめます”。愛の詰まった花言葉をもつヒマワリに囲まれ、さらに女性長寿日本一の北中城村は縁起もよく、末永く幸せを誓える場所」と謝辞を述べた。【東京ウォーカー】

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