現在、全国各地でゆるキャラがブームとなり、関連イベントも続々と開催されているが、九州ではそれらと並ぶ勢いで、ご当地ヒーローの人気が急上昇しているという。今回はその中から、特に知名度の高いキャラクターをピックアップして紹介したい。
まずは、KTS鹿児島放送で放送中の「薩摩剣士隼人」。鹿児島人を憎む吉野狐の一族・ヤッセンボーと戦う薩摩示現流の達人で、兜は桜島を中心に鹿児島県の形を南北逆に表現した意匠が、鎧には島津家の家紋をイメージした十字紋がそれぞれデザインされている。また、劇中にはボッケモンと呼ばれる、黒酢や焼酎など鹿児島の特産品に宿る精霊たちも登場し、彼らが描かれたTシャツやストラップも好調な売れ行きを見せているそうだ。
続いては、火の国・熊本の自然と未来を守る「グランパワーヒノクニ」。こちらは炎の戦士・ブレイズレッドと水の戦士・ブルーセイバーの2人組で、環境破壊によって生まれたグジャッペ怪人たちと戦う、郷土愛あふれるヒーローだ。2人は熊本各地のイベントに登場するほか、公開中の映画『ロボジー』にも出演しているので、その活躍が気になる人は映画もご覧いただきたい。
また、他にも福岡県田川市の炭坑節まつりを盛り上げるために登場する「堅坑戦隊クロダイヤー」や、福岡県久留米市の環境を守るため、ゴミ分別に取り組む「分別救助隊ワケルンジャーターボ」など、個性的なヒーローたちも活躍中なので、現地を訪れる機会があれば是非、彼らが出演するイベントなどもチェックしてみてはいかがだろうか。【詳細は福岡ウォーカー2月号に掲載】