映画「キツツキと雨」のロケ地にもなった岩村町。岩村城の城下町として栄えたこの町で地元グルメ満喫のぶらり旅を東海ウォーカー(2/14発売号)で紹介。恵那は名古屋からJR中央本線で1時間ほどで着く静かな町。さらに恵那駅からローカル線で揺られること20分、映画「キツツキと雨」でも登場する岩村駅に到着する。
1)明知鉄道 岩村駅~昭和の香りが漂う町の玄関口
恵那駅と明智駅を結ぶ明知鉄道の駅。ノスタルジックな駅舎は1943年ごろから使われており、01年には「中部の駅百選」に選ばれた。映画にも登場。
2)かんから屋~名物の餅は驚きの柔らかさ
こしあん、ゴマ、きな粉でくるんだ3種類の餅、かんから餅が名物。店で毎朝つく餅の柔らかさと素朴な味で親しまれている。うどん(400円~)もあり、併せて楽しむ人も多い。
3)みはら~五平餅と焼きそば、お好み焼きの店。五平餅のタレはごまだれと、自家製の味噌を使ったねぎ味噌だれ。2種類の味各1本に吸い物、あえ物などが付く定食(500円)もある。
4)蕎麦屋ゆい~手打ちそばを趣のある空間で
恵那市指定文化財になっている旧家、勝川家の一角にある。そばはその日の分だけ打ち、その香りのよさと味に定評がある。よりそばの味が感じられる、ざるそば(850円)も人気。
5)豆Cafe~味わい深い深煎りコーヒー
濃いめのコーヒーと手作りケーキが魅力のカフェ。注文ごとに豆をひくコーヒーは香りがよく、コーヒー通も納得の味わいだ。店で焼くパンを使ったサンドイッチもおすすめ。
撮影の間、スタッフたちも食べたかもしれないこれらの地元グルメを味わいながら映画の余韻に浸ってみるのもいい。いや、映画を見たならぜひこの町の雰囲気を感じてほしい!
3月は恵那駅を起点にバスガイドと周るバスツアーも特別開催される(事前予約制、詳細は下記リンク参照)。フリーで巡るのが不安な方はこのツアーを活用するのもいい。
◎岩村に行くなら事前にチェック!一緒に楽しみたいイベント3連発!
【1】2・3月は恒例の蔵開き 2/19㊐、26㊐、3/4㊐、岩村醸造では蔵開きが行われる。利き猪口(100円)を購入すると搾りたての新酒4種類が試飲できる、毎回多くの人でにぎわう人気のイベントだ。新酒はフレッシュで香りがよく、日本酒になじみのない人でも飲みやすい。13:30~15:00には、蔵人の説明を受けながら、普段は見られない仕込み蔵の見学もできる。問合せ:岩村醸造(0573・43・2029)※運転者の飲酒は禁止です
【2】古い町並みで行なうフリーマーケット 3/4㊐9:00~14:00、古い町並み(岩村町本通り)で「恵那・岩村まちなか市」が開催される。五平餅などの飲食ブースや、おもちゃ、雑貨などのフリーマーケットブースが並び、格安で買物が楽しめそうだ。
【3】町中華やか!第十回いわむら城下町のひなまつり開催 岩村町本通り周辺の約80か所に華やかな段飾りや、色鮮やかな土びななど多彩なひな人形を展示する。3/3㊏、10㊏はろうそくの明かりなどで演出する、宵のひなまつりを実施。★戦国姫隊のステージにも注目!3/3㊏19:00と20:00、4㊐10:00に、あいち戦国姫隊の演舞などが行われる。3㊏は市、まつ、吉乃、おね、江、於大が全員勢ぞろい!【東海ウォーカー】