愛飲者が急増中! ノンアルコール飲料で夫婦仲も円満に

東京ウォーカー(全国版)

2011年を表す漢字に“絆”が選ばれるなど、東日本大震災以降、家族・夫婦の絆を大切にしようと考える人が増加の傾向にあるという。そんななかオリコンでは、20代から40代の既婚者男女を対象に「夫婦の絆に関する調査」と、コミュニケーションの場である食卓に注目した「夫婦の食事・飲酒に関する調査」を実施。そこから、夫婦円満を保つための重要なヒントが見えてきた。

まずはダイレクトに「夫婦で過ごす時間を大切にしていますか?」と質問したところ、全体の6割以上が「大切にしている」と回答。その背景には、やはり震災の影響が強くあるようで「なるべく二人の時間を持ちたいと思うようになった」「家で過ごす時間を大切にするようになった」「帰宅の時間が早まり、会話の時間が増えた」などの意見が寄せられた。また、実際に夫婦で会話をすることが多い時間については「食事中」「食後の時間」と答える人が半数を占め、やはり食卓はコミュニケーションの場として重要であることが分かった。

続いて、自宅で夕食をとる頻度について聞いてみると、「毎日自宅でとる」と答えた人は70.3%、「毎日夫婦一緒に夕食をとる」と答えた人は39.3%で、夫婦が一緒に夕食をとる回数は週平均4.7回であることが分かった。また、自宅で飲酒する人の割合について調べると、こちらも7割を超えていて、飲酒の場面については「休日や休みの前の夕食時」が35.0%、「平日の夕食時」が25.4%、「休日・休み前の夕食後」が22.1%と、いわゆる晩酌のスタイルが多いことが明らかに。そのなかで夫婦一緒に晩酌する人の割合は70.2%と非常に多く、「アルコールがあるからこそ会話も弾む」という声も寄せられた。どうやら晩酌は、夫婦のコミュニケーションを円滑にし、絆を深めるのに一役かっているようだ。

ここで「夫婦で晩酌」の実態を深堀するべく、さらに調査を進めることに。まずは晩酌の頻度について聞いてみたところ、週1回以上夫婦で晩酌をする人は55.1%、1ヶ月の平均回数は3.71回であることが判明。実際に飲んでいるものについては、「ビール」が最も多く64.4%、続いて「缶チューハイ」が57.7%、「第三のビール」が44.4%という結果になった。ちなみにこちらの調査で特筆すべきは、31.4%が飲用している「ノンアルコール飲料」の存在。

同商品を飲んでいる人に具体的な感想を聞いてみたところ「お酒が強くない妻でも晩酌に付き合えるようになって、良いと思う」「平日に良いことがあったとき、次の日が仕事でも乾杯できる」「いろんな種類をそろえたりして、それだけでも会話する機会が増えた」といった好意的な意見が多数寄せられ、実際にノンアルコール飲料の登場により「夫婦で晩酌する機会が増えた」と答えた人は、45.0%に及ぶことも分かった。

なお、ノンアルコール飲料に力を入れているサントリーからは、ノンアルコールビール「オールフリー」やカクテル「のんある気分」など、新商品が続々発売中なので、これらで晩酌を楽しむ「ノンアル夫婦」が今後ますます増えていくかもしれない。

今回の調査により、食事や晩酌を通じて“絆”を深めたと実感している夫婦は、震災前に比べて増加し、その一助となっているのがノンアルコール飲料であることが明らかになった。お酒に弱い人でも楽しい気分が味わえるこちらの飲料をうまく活用すれば、夫婦仲はもちろんさまざまなシーンでも、コミュニケーションの活性化に良い効果をもたらすことができそうだ。【東京ウォーカー】

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