毎年、夏と冬に開催される日本最大のガレージキットイベント「ワンダーフェスティバル」。その最新回、ワンダーフェスティバル2012(冬)が2月12日、幕張メッセで開催され、数多くのフィギュアや痛車、立像、キャラクターグッズなどが展示、販売された。その中から主だったアイテムをピックアップし、今大会出展作の傾向を分析してみた。
まず最初に気になったのは、「ONE PIECE」をはじめ「輪廻のラグランジェ」や「ブラック★ロックシューター」「夏目友人帳 肆」といった、今期放送中のアニメ作品。現在進行形ということもあって、ファンも最新グッズの情報が気になるらしく、各ブースは大賑わいとなっていた。またゲームでは、年末に発売された「モンスターハンター3G」のブースが設けられ、ハンターの立像を撮影する大勢のファンの姿が見受けられた。
続いて気になったのが「魔法少女まどか☆マギカ」や「るろうに剣心」「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」「ストライクウィッチーズ」など、映画化により再注目を集めているアニメの数々。既に作品そのものが認知されているため、コアなファンをターゲットにしたグッズや、デフォルメ化したフィギュアなど、より個性的なアイテムがずらりと並び、テレビ放映時からのファンも楽しめるブースとなっていた。
そして最後に紹介するのが「Fate/Zero」や「境界線上のホライゾン」「僕は友達が少ない」「アイドルマスター」といった、前クールで放送されていたアニメ作品。いずれのブースにも、放送を終えた今だからこそ製作できる(ネタバレ的な意味で)フィギュアや関連グッズが多数展示されていて、限定アイテムなどはあっという間に完売していた。
「アニメは好きだけど、フィギュアまではなかなか手が出ない」という人でも、会場内を見て回るだけで楽しい気分に浸れること間違いなしのワンフェス。興味をもたれた方は是非、今夏開催予定の大会に参加してみてはいかがだろう?【東京ウォーカー】