田中のダメっぷりを見て安心してください!

九州ウォーカー

「ビッグコミックスピリッツ」連載の人気コミックがまさかの実写映画化。本作で商業映画の初メガホンをとるのは福岡出身の松居大悟だ。

「高校生のころ、同世代の屈折した青春をちゃんと描いていたのが『アフロ田中』でした。バイブルともいえる大好きな作品なので、監督として参加できると聞いた時はうれしかったです」

原作が人気の漫画ということもあり、読者のイメージは固まっていたはず。実写化には苦労したのでは?

「独特な漫画なので、そのまま再現しても違和感が出ると思いました。おもしろさを抽出しつつ、実写ならではの妙な間を入れて観る人がいろいろ想像できるようにしたつもりです」

スクリーンからはみ出さんばかりの巨大アフロを装着し、主人公田中を演じるのは松田翔太。

「松田君も『アフロ田中』を愛する一人。これまでのクールなイメージを壊したいと言って思いっきりやってくれました。撮影中は何度も「恥ずかしい…」と言っていましたけどね(笑)」

全編を通してダメ男の悲喜こもごもを描くが…。

「『ダメでもいいじゃん!』と思ってほしい。不器用な人もきっと生きやすくなるんじゃないかな」

最後に読者にメッセージを!

「『アフロ田中』を愛するスタッフ・キャストが、『アフロ田中』を愛する人に向けて作った映画です。ぜひ観てください!」

【福岡ウォーカー】

注目情報