大関株式会社(本社:兵庫県西宮市)は、新商品「コールド大関」の記者発表会を3/2にヒルトンホテル大阪で開き、マスコミ関係者に新商品発売の経緯、特徴を説明し、試飲のお酒をふるまい、その魅力を伝えた。
この「コールド大関」は、同社がアンケートなどで市場調査したところ、「すぐ酔ってしまう」「飲むと翌日残る」など、日本酒の酔い心地に不満があると分析。冷やしておいしく低アルコールでしかも低カロリー、さらにどんな食事とも合う日本酒の開発に着手をして誕生した商品だ。
7%低アルコール(通常の半分程度)、40%カロリーオフを実現したこの商品だが、日本酒はどうしても低アルコールを目指すと水っぽくなってしまうそう。そこに創業300年の日本酒製技術を活かし、蒸米を使わない「全麹(こうじ)仕込み」を採用。麹の風味がストレートに楽しめる、日本酒としても味のバランスのよい酒を生み出した。
記者発表であいさつした大関(株)の西川定良社長は新商品を飲んでみせて「私はいつもは日本酒のワンカップを3、4本飲むがそういった日本酒の飲み方をするのは少数派。(低アルコールのこのお酒は)これはこれでいけますよ(笑)」と新商品への自信をうかがわせた。
さらにこの商品は、冷やしてもおいしいのが特徴で、パッケージは日本酒業界初の350mlのアルミ缶を採用。たっぷり入っているので冷やしてゴクゴク飲め、お花見やバーベキューなどアウトドアでも活躍しそう。
そんな筆者も試飲してみたが、一口目はちょっと物足りないかなと思うが、ぐいぐい飲むうちに爽やかな日本酒の味わいが楽しめ、食もどんどん進みそうな旨さ。飲みなれてくると、あったかくなるこれからの季節、外でぐいぐい飲んでみるものいいかもと感じた。
この商品は、3/27(火)から全国のスーパー、コンビニ、酒販店などで販売。価格は350ml缶227円(税別)。
【取材・文=関西ウォーカー編集部 若林 毅】