沖縄初のK-POPスタジアムライブに1万6000人、KARAは4人で出演

東京ウォーカー(全国版)

沖縄初のK-POPスタジアムコンサート「World Music Festival in Okinawa K-POP SPECIAL LIVE & OH JOON SUNG DRAMA CONCERT 2012」が3月4日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開催された。日本初となるオ・ジュンソン氏のドラマコンサートと、2PM、KARA、INFINITEなど、人気K-POPアーティスト6組の熱いステージが繰り広げられ、会場に集まった1万6000人の観客を魅了した。

同コンサートは、沖縄の魅力を広く発信し、誘客促進に効果的な事業計画を公募した県のエンターテインメント創出・観光メニュー開発等支援事業「元気プロジェクト」の一環として開催。“沖縄を世界の音楽交流の拠点に!”をテーマに、音楽を通して沖縄の魅力を世界にPRすることを目的としている。記念すべき第1回は、「花より男子」や「シティハンター」といった韓国の人気ドラマの音楽を手掛けるオ・ジュンソン氏のドラマコンサートと、人気K-POPアーティスト6組のスペシャルライブの2部構成で行われた。

開演前のフォトセッションでは、同コンサート開催に当たって多方面に渡って尽力した功績を称え、沖縄コンベンションビューロー会長の安里繁信氏から オ・ジュンソン氏へ感謝状を贈呈。感謝状を贈られたオ・ジュンソン氏は「沖縄アイラブユー!」と笑顔で答え、写真撮影に応じていた。

第1部の「OH JOON SUNG DRAMA CONCERT」では、総合プロデューサーのオ・ジュンソン氏と、“さんしんの日”にちなんだ三線、地元沖縄の「琉球交響楽団」とのコラボレーションが実現。彼が作曲した人気ドラマのオリジナルサウンドトラックをドラマの名場面の映像と共に楽しむという、従来のツアーでは実現できない“沖縄オリジナル”の ステージを披露し、観客たちを楽しませた。

また、第2部の「K-POP SPECIAL LIVE」では、昨年日本デビューを果たし、人気急上昇中のRAINBOW、ZE:A(ゼア)、Secret、INFINITEに加え、現在のK-POP人気の立役者とも言えるKARAや2PMといった6組の人気K-POPアーティストが集結。

先月、声帯ポリープの除去手術を行ったギュリ不在の「KARA」は、4人でのパフォーマンスに注目が集まっていたが、韓国公演で左足じん帯を負傷したというニコルがイスに座った状態で出演。ヒット曲「STEP」披露後、「先日のライブで足を痛めてしまいましたが、沖縄のみなさんに会いたくて出演することに決めました」と、沈痛な面持ちで話すニコルに、会場からは温かい声援が送られた。

また、今回不参加だったギュリは、ビデオメッセージでサプライズ出演。「沖縄の皆さん、こんにちは。私は今回、声帯結節のため、どうしても歌えない状態になって、残念ですが皆さんにお会いすることができなくなってしまいました。私がいなくてもほかのメンバーたちがもっと素晴らしい舞台を見せるはずですので楽しんでいただきたいです。来年は、今回できなかった分まで頑張ります。次回のコンサートでは、もっと元気な姿でファンの皆さんに会いたいです。カラをもっともっと応援してください。 ハイサイ 沖縄~」という内容の手紙を書いている様子を撮影したもので、声を発する場面はなかったが、一刻も早い回復を祈るファンたちから大きな拍手が起こった。

また、今回大トリを務めた2PMは、「Heartbeat」「I'll Be Back」「I'm your man (Japanese ver.)」「Hands up」の4曲を熱唱。“No.1野獣アイドル”の異名を誇る彼らが「I'm your man」でセクシーな“ネクタイダンス”やシャツを破るパフォーマンスを披露すると、女性ファンたちの黄色い声援が会場に響いた。

コンサートの最後には、出演者全員がステージに登場し、オ・ジュンソン氏が手掛けた韓国ドラマ「花より男子」の主題歌「Paradise」を合唱。彼らの圧倒的な歌唱力とキュートでパワフルなダンスパフォーマンスに1万6000人が酔いしれた。【東京ウォーカー】

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